FX,損切り
(写真=Thinkstock/Getty Images)

昨年10月末の日銀の追加金融緩和、いわゆる黒田バズーカ2以降、ドル円を含めて1日のボラティリティが非常に大きくなってきている。昨年の夏までは1日で50PIPS動かない日もざらで、ストップロスがなくとも問題ないケースが多かったが、最近では頻繁に大きく変動するためこまめに狭いレンジで損切りすることが必要となってきている。

しかし大幅に変動するということはそれだけ大きなリターンを意味しているため、狭い幅で損切りをした途端に相場が戻るパターンも多く、いらいらする「FXあるある」といえる。こうした損切りで悔しい思いをした個人投資家はたくさんいることだろう。特に最近の相場で損切り貧乏になったと嘆かれているかたも多いはずである。


理不尽な損き切りを避ける方法は2つしかない

不愉快な損切りを起こさないために、変動の激しい相場ではふたつのことを考える必要がある。ひとつはレバレッジを下げて比較的幅広い損切りを設定し、実損を減らしていく方法。もうひとつの方法は、証拠金を増やして損切りに遭わないように対応することだ。

しかし証拠金をいくら増やしても無造作にポジションをつくってしまっては証拠金を増やした意味がなくなってしまう。また、ポジションをひとつ作るために安全な証拠金をいくら投入すべきか、資金を管理することも重要だ。


損失を全体の5%以内に抑える証拠金額を意識する

FXでは、証拠金の管理が勝利を左右する。そこで実際想定損失額から考えた証拠金の必要額を考えてみるとなかなか面白い。

たとえば25倍のレバレッジのドル円を1万通貨出す場合、48,000円程度が必要。1日の変動幅が大きいと2円程度動くことも考えられるので、もっとも高いところでドル円を買い、そのまま放置して一番安いところまで含み損を持っていたとすれば、ほぼ1万通貨で2万4000円ほどのマイナスだ。この2万4000円を5%以内の損失とするには120万の証拠金があれば安心ということになる。1000通貨なら、同様の計算方法で12万円の証拠金をもっていれば、ストップロスを入れなかったとしても安心して取引ができる額ということになる。

同様に2つのポジションを1万通貨で持つとすれば240万円の証拠金があればよい。もちろん、損切りを一切行わないというのは非効率だが、相場が戻ることを考えたときにはある程度まとまった証拠金を用意しておくことを想定しておきたい。


通貨ペアによっても損切りポイントは異なる

ドル円について見てきたが、ユーロ円などはドル円のさらに1.5倍近い上下動を繰り返すことが多く、損切りを考えない場合、より潤沢な証拠金が必要になるうえ、ドル円より幅広いストップロスを設定しなければ四六時中損切りにひっかかり証拠金だけをむやみに減らすことにもなりかねない。そのため自分でストップロスをおいたとき、損失額が全体の5%以内になるように証拠金を投入することが必要だ。

ポンド円などはもっと変動するためストップロスのおき方はドル円やユーロ円とも異なってくる。このように損切り貧乏に陥らないためには、自分で取引する通貨ペアのことをよく知る必要があるのだ。 (ZUU online 編集部)

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