民間でも進む積極活用

当然のことながら、米国のリーディングカンパニーもクラウドソーシングを利用し始めている。グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft Corporation)、デル(Dell Inc.)、シスコシステムズ(Cisco Systems,Inc.)、ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard Company) 、エーオーエル(AOL Inc.)といった企業ではすでに当たり前のようにクラウドソーシングを利用しており、その内容も、テキストやロゴ、ホームページの作成といった単純なレベルから、より高いケイパビリティを発揮するソフトウエア開発、R&D(研究開発)などへと拡大し続けている。

驚くのは、日本国内のクラウドソーシングサービスではほとんどが国内に居住するフリーランサーを対象としたビジネスにとどまっているが、米クラウドソーシング大手のoDESK(オーデスク)など米国のクラウドソーシングサービスでは、英語でのオファーに対してインドの都市バンガロールから応募があるなど世界中からの反応があることだ。国を超えた業務発注が、日常的に行われている。


外部リソース調達の発送の浸透は進むか?

国内の広告業界に関しては、フリーランスのコピーライターやデザイナーを、大手の代理店がクリエイティブのプロジェクトに抵抗なく使うという文化が形成されている。他方で、製造業では、プロジェクトをスタートするときに足りないケイパビリティを、外部のフリーランスから調達するという発想は、今まではほとんど取り入れらてこなかった。

つまり、米国系の民間企業はこれをすでに始めているのだ。クラウドソーシングは働き手側の新しいあり方がとかくクローズアップされるが、実は利用する企業側にとってもかなりイノベーティブ(革新的な)な人材の活用方法となることは間違いない。必要な能力を外部からプロジェクトベースに活用していこうとするクラウドソーシングの利用は、今後の企業間の競争環境を大きく変えるプロセスになる可能性ももっている。

グローバルな企業間競争に負けないためにも、今後さらに高次元のクラウドソーシングの利用が進むか、今後の動静も注目を集めそうだ。(ZUU online 編集部)

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