為替展望
(写真=Thinkstock/Getty Images)

12日の東京市場は、体育の日で休場のため、ドル円相場は120円台前半で始まり、狭いレンジでの推移となった。海外市場に入っても、コロンブスデーのため、動意薄の展開だったものの、一時的に120円台を割る局面もあった。

13日の東京市場は、120円台で始まったものの、中国貿易収支の悪化から円高の流れとなり、119円台後半まで下落した。海外市場でもその流れは継続し、一時、119円54銭まで下落した。ただ、引けにかけて値を戻し、119円台後半でニューヨーククローズとなった。

14日の東京市場は119円80銭で始まり、これがその日の高値となり、日本株の下落に連れる形で119円台半ばまで下落した。海外市場に入っても、米9月小売売上高や米9月生産者物価指数などが市場予想を下回る結果となったことで、さらに下落、ベージュブックでドル高の影響が指摘されていること伝わると、一時、118円62銭まで下落した。

15日の東京市場は、118円台後半でスタートし、ゴトウビのドル需要から、一時、119円18銭まで上昇したものの、その後は伸び悩み118円台後半に押し戻された。海外市場に入ってもその流れは続き、仕掛け的な売りも入ったことで、一時、118円05銭まで下落した。ただ、良好な新規失業保険申請件数、米9月消費者物価指数の結果から、118円台後半まで値を戻してニューヨーククローズとなった。

16日の東京市場は、前日海外市場のドル買いの流れを引き継ぎ、119円台前半まで上昇した。海外市場に入ると、米ミシガン大学消費者態度指数などが良好な結果となったことで、一時、119円台後半まで上昇した。


今週の為替展望

今週注目される経済指標は、19日発表の中国9月小売売上高、中国9月鉱工業生産、中国9月都市部固定資産投資、中国7-9月期GDP、20日の9月全国百貨店売上高、米9月住宅着工件数、21日の9月貿易統計、22日の米9月中古住宅販売件数などである。

今週の外国為替市場は、引き続きイエレンFRB議長が年内利上げを明言していることに加え、FOMC議事録でも、年内利上げが明確に記載されていることから、ドル円相場は上昇トレンドに向かうと考えるのが妥当である。さらに、中国の7-9月期GDP次第では、中国当局の景気刺激策発表が期待されるため、リスクオンの展開から、円が売られる可能性が高い。

また、テクニカル面でも、ボリンジャーバンドはローソク足が-1σと-2σの間で、週足14週のRSIにおいても、40%台半ばと多少の割安感はあるといえる。以上を考慮すれば、日米金利差拡大期待と中国の景気刺激策発表による世界景気減速懸念の払しょくからやや強気で考えるのが妥当である。

気になる点としては、CFTF(全米先物取引委員会)によるIMMポジションの公表において、シカゴ通貨先物(円)の総建玉がこの一月で大幅に減少しており、投機筋のポジションの売り越しも非常に少なくなっていることが挙げられる。この結果だけをみれば、多くの投機筋は円売りポジションを手じまいしていると考えられ、今後はレンジ相場もしくは、円高方向を想定している可能性が高いため、今後の動向を注目していくべきだろう。(ZUU online 編集部)

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