バランス型投信でリスク分散を

【平賀初恵さんの回答】

紗樹蔵さん、FPの平賀です。「債券主体の投資信託を利用して、こどもNISAを使う」が気になりましたと、ありましたので、お答えさせて頂きます。「債券主体」としましたのは、債券オンリーではなく、という意味でしたが具体例がないとやはり分かり辛いですね。例えば、以下のような投資信託も「こどもNISA」で利用できます。http://www.toushikiso.com/kobetu/balance/sbi_89311121.html

私は、投資による運用はこれからという方には、バランス型投信と言われる国内外の株式や債券、リートが組み合わさったものをお勧めしております。理由は、株式だけといった単一のものではなく、いろいろな資産の組み合わせの方が、リスクの分散になるからです。

特にお子様の学資準備であれば必要とする時期は決まっておりますので、債券のように確定利回りの組み入れ比率の多いものの方がハラハラドキドキしないですみますよ。

具体的なメリットは、来年から始まります「こどもNISA」は積立で増えた分に一切税金がかからない点です。また「こどもNISA」は原則18歳までは中途払い出しが制限されております(年間上限80万円以内で金額の増減は可能です)ので、その間の福利効果と非課税効果は少なくありません。(http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/05.pdf)

デメリット、と言うよりは「こどもNISA」では株式や投資信託での運用です。銀行預金や債券のように確定利回りのものは対象ではありません。ですので、運用資産の分散と毎月積立のように時間の分散が大切なのです。もちろん「こどもNISA」だけが学資作りの方法ではありません。紗樹蔵さんのご納得の方法でなさるのが一番です。

(提供: FP Cafe

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