NISA_グラフ

メガバンクなどの大手銀行や大手信託銀行では小額投資非課税制度(NISA)口座を利用して、バランス型の投資信託が人気化しているようです。課税口座では米国のハイイールド債や不動産投資信託(REIT)など特化型高利回り投資信託商品が人気ですが、NISA口座においてはバランス型投資信託や非毎月分配型の商品に資金が集まっており、人気商品が今まで異なってきているとのことです。

NISAの口座を利用して株式投資信託を保有しようとする人は多いようです。最近の株式市場の活発化が更なる資金流入に拍車をかけています。都市銀行ではバランス型や非毎月分配型の商品が人気のようですが、他の証券会社の状況を見てみましょう。

SBI証券(5月26日~30日/買付金額ランキング)
1位 損保J日本興亜-好配当グローバルREIT プレミアム・ファンド 通貨セレクトコース
2位 楽天-楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型
3位 国際-ワールド・リート・オープン(毎月決算型)

楽天証券(5月26日~30日/買付金額ランキング)
1位 好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコース
2位 楽天日本株トリプル・ブル
3位 楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型

(NISA口座に限った場合)
1位 好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコース
2位 楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型
3位 ニッセイ日経225インデックスファンド

5月26日~30日の1週間のデータですが、グローバル系のリートに投資をする商品が人気化しています。不動産市況の盛り上がりが日本を飛び出しているといったところでしょうか。また、もう1つ注意すべきところは、ノーロードファンド(販売手数料無料)がランキングの多くを占めているということです。上記のランキングでも楽天証券の「楽天日本株トリプル・ブル」以外はノーロードファンドです。

資産運用の基本は「分散・長期・複利」です。特に複利効果は長期であればあるほど大きくなっていきます。投資では時間のメリットは大きいですので、早いうちから始めることがメリットとなり、価格下落リスクは投資時期を分散することである程度カバーできます。「何に投資をしたらよいのかわからない」といった方はとりあえず、投資信託を購入し、どのような銘柄に投資をしているのか研究してみることから始めてみるのもよいでしょう。

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