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(写真=PIXTA)

富裕層といえば、その金銭感覚が一般の人とは異なるとイメージする人もいるのではないだろうか。海外では破格の寄付をしたといったニュースは日本でも話題になることがある。

一方で、そんな富裕層が、ふと別の顔をのぞかせる話も時々聞こえてくる。富裕層の中には「自分が納得しないお金は払わない」という人が少なくない。例えば、高級車の購入は、一般的な車にくらべて資産価値の減価スピードが遅く、長期に渡って価値を維持できる。彼・彼女らには、成功した実績に裏付けられたこだわりがあり、出費に対して得られる効果に敏感といえる。

ここでは、富裕層のネット銀行の活用方法から「コスト意識」について考えてみよう。

富裕層のコスト意識が高い理由とは ?

富裕層の大半は、銀行のATMで手数料を払ってお金を引き出すようなことはせず、振込手数料のような「フィー」も支払わない人が多い。なぜなら、ネット銀行を活用すれば、「手数料を払わずに済む」からだ。

たとえば、ATMで現金を引き出す場合、時間外だと108円 (税込) のコストがかかる。普通の人は108円という額面だけで判断するが、富裕層は銀行の利息で100円さえ稼ぐことの大変さを考える。

ATMから現金を引き出していると、少額のお金を頻繁に引き出す習慣ができてしまう。最初のうちは、手数料がかからないように配慮するが、そのうちだんだんと数百円の手数料を気にせず、無駄なお金を使うことが当たり前になってしまう。富裕層は、そうした手数料がかからない工夫をすることが当たり前になっており、「ネット銀行」の活用もその一つだ。コスト意識の高い人ほど、ネット銀行を活用しているともいえる。読者の皆さんは普段からどれだけ徹底して意識できているだろうか。

富裕層が重視する、ネット銀行の3つのメリット

実際に、ネット銀行には大きく分けて3つのメリットがある。

1. ATM手数料や送金手数料が無料である
通常の銀行とネット銀行の違いで最も大きいものは「手数料」の違いだ。普通のATMの場合、指定の時間以外だと時間外手数料がかかり、他行から引き出す場合には他行を利用するための手数料がかかる。一方、ネット銀行であれば「手数料ゼロ」としているところも少なくない。銀行振り込みなどに要する「振込手数料」も、提携先の銀行に限るという制限付きの場合もあるが、ネット銀行では相手先によって無料でできるところも多い。

2. いつでも利用できる、時間を選ばない
時間に制限されない、自分の都合に合わせて利用できるという点は、時間を大切にする富裕層にとっては大きなメリットだ。ATMや窓口を使って振り込みをする場合は、当然、時間の制限を受ける。ネット銀行であれば、「振込予約」という機能で、24時間いつでも手続きができる。

3. 預金金利が他行と比較して高い傾向がある
ネット銀行のメリットは、店舗や従業員が不要なために経営コストを低く抑えられ、その分高い金利を設定できることだ。そのため、円預金や外貨預金の金利も、通常の銀行金利よりも高く設定されていることが多い。

現在は、マイナス金利政策が導入されているため預金金利と言ってもごくわずかだが、富裕層であればある程度まとまった資金を運用できる。

ネット銀行を賢く使う

現在、日本には212万6,000人の富裕層 (純資産総額100万ドル以上、クレディ・スイス調べ、2015年) がいると言われ、世界第3位の数を要する。同調べによれば、2020年には359万1,000人 (同) に増えるとも試算されている。

富裕層にとって、ATM手数料や振込手数料などは資産全体からすれば、微々たる金額かもしれない。にもかかわらず彼らがそれにこだわるのは、一度ネット銀行に切り替えてしまえば無駄な手数料に煩わされることもなく、時間も気にせずに手続きができるなどメリットが多いからだ。

金額面から見たら微々たる手数料・時間でも、不必要なことはしない。そこが富裕層であることの証なのだろう。(提供: 大和ネクスト銀行

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