ビジネスマンであれば、日々、ネクタイを絞めて出勤する人も多いだろう。暑い時期になると、ネクタイをすることもうっとうしいと感じるかもしれない。しかしネクタイとは、実は奥が深いものだ。その中でも、最高級のものとされる「セッテピエゲ」について、その魅力を紹介したい。

高級ネクタイ,セッテピエゲ
(画像=Vitylia/Shutterstock.com)

ネクタイの由来はどこから?

ネクタイをそもそもなぜ絞める必要があるのかと思う人もいるだろう。なぜビジネスマンがネクタイを絞めることになったのだろうか。

ネクタイは、フランス語で「Cravat」と言う。これはクロアチア人の「Croate」に由来すると言われている。当時の将軍であるルイ14世が「クロアチア軍が首元(統率のために巻いている布)巻いているものは何か」と尋ねたところ、側近が、クロアチア人を意味する「Cravatです」と答えたのがネクタイの由来とされている。もともとネクタイは、軍由来のアイテムだったようだ。

その後、イギリスなどを中心に、普段使いのファッションとしてネクタイは広まっていった。もともとはスカーフのようなものだったが、徐々に簡略化されて、今の形になったとされている。

セッテピエゲとは何か?他のネクタイと何が違うの?

ネクタイといえば柄や生地に目が行きがちだ。確かに、綺麗にプリントされたネクタイは非常に美しい。しかし、ネクタイ通は別のポイントで見ることがある。それは、ネクタイの剣先の裏側だ。一般的に、ネクタイの剣先の裏側は2つ折りになっており、折り目は縫われていることが多い。中には芯地が入っていることが多い。

しかし、本来ネクタイとはスカーフに由来している。そのため、剣先は縫わずに折るのが伝統的なネクタイの作り方とされているのだ。この剣先の裏側が4つにおられているものをクワトロピエゲ、7つにおられているものをセッテピエゲと呼ばれている。それぞれ、イタリア語で「4つ折り」「7つ折り」という意味だ。折り目が多ければ多いほど、作るのに手間がかかり、高級とされている。

セッテピエゲと一般的なネクタイの違いは、剣先の立体感の美しさと軽さだ。通常のネクタイと異なり、セッテピエゲは芯地を使用しない。そのため、まるでネクタイをしていないかのように軽い。さらに、剣先が折られているため、ネクタイを絞めたときに立体感や軽やかさが出るのも特徴だといえるだろう。

セッテピエゲの老舗、「タイユアタイ」の魅力とは?

セッテピエゲのネクタイといえば、「タイユアタイ」が有名だ。1984年に、フランコ・ミヌッチ氏によって、フィレンツェで創業したブランドだ。セッテピエゲは同ブランドのアイコンとして有名であり、独自のデザインを元に、熟練した職人が手作業で仕上げているのが特徴だ。同ブランドといえば、ソリッドのネクタイが有名だが、ジャガード織のネクタイの美しさも捨てがたい。

タイユアタイのネクタイは、ネクタイを絞めたときにその美しさが際立つように作られている。自分使いはもちろん、特別な人へのプレゼントとしても人気があるネクタイだ。

特別な人へのギフトにもぴったり

セッテピエゲは芯地を使用せず、剣先の裏側を7つ折りにして作るネクタイであり、高い技法とたくさんのシルクを必要とするネクタイだ。芯地を使用しない分、普通のネクタイより軽く、絞めたときに立体感が出来るのが特徴だ。

特に、フィレンツェのブランドである「タイユアタイ」のセッテピエゲは、日本でもファッション好きによく知られている。自分使いにはもちろん、特別な人へのギフトとして、ぴったりな逸品と言えるだろう。(ZUU online 編集部)