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いよいよ来年には東京オリンピックが開催される。訪日外国人も増加しており、観光地はインバウンド客でにぎわっている。特に飲食店は和食やおもてなしなどの日本文化を楽しめるため、外国人にも人気が高く、来客も多くなってきたことだろう。

しかし、自店に外国人客が来店してもうまくコミュニケーションが取れず、戸惑った経験がある方も多いのではないだろうか。そこで今回から5回にわたり、飲食店スタッフが知っておきたい基本の接客英会話を解説。第1回目は接客英語の基本ともいえる、外国人客を迎え入れる際の挨拶や声がけを紹介したい。外国人対応への備えを、簡単なことからでも始めてみよう。

外国人客を迎えるときの心構えとは?

さて、いきなり外国人客が来店したとき、そして相手が日本語が通じそうにないとき、飲食店側はどうするべきだろうか? 大抵は慌てたり、うまく接客できなかったりするのではないだろうか。それではせっかく来てくれたお客様に、入店をお断りする羽目にもなりかねない。まずは外国人のお客様を迎えるにあたり、基本のポイントを押さえて心構えをしておこう。

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英語はペラペラでなくてもOK!

まず、英語をうまく話せないからといって気にする必要はまったくない。外国人のお客様も、飲食店側に完璧な英語を求めて来店しているわけではないからだ。外国人客はそれよりも「日本の文化や食事を楽しみたい」と思っていることがほとんどである。

だからこそ、難しい英語を使おうとして焦らなくてもいい。あくまで言語はコミュニケーション手段の一つであり、英語ができないからといって接客をあきらめることはないのだ。これから紹介する簡単な英語と、表情や身振り手振りを駆使して積極的に対応してみてほしい。

事前の準備が安心を生む

英語に自信がない場合はスマホなどに辞書を入れておき、困ったときにすぐ調べられるようにしておこう。また、挨拶などの使いまわす英語はメモしたものを持っておくと、いざというときもすぐに使える。事前にこうした準備をしておくことで、外国人のお客様が来ても大丈夫、と安心感を持つことにもつながるだろう。