先月下旬からスタートし先週でほぼ終了となった3月決算企業の上期決算発表ですが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の第3四半期決算発表でそれも同じく先週でほぼ終わりとなりました。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象にその決算発表をまとめてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

TOPIX500採用の12月決算銘柄で先週までに決算を発表した企業は58社で、今期も残すところ3ヵ月のみとなったこともあって24社が通期の利益見通しを見直しています。 そのうち中外製薬(4519)やサントリー食品インターナショナル(2587)など6社が利益の見通しを上方修正した一方で、キヤノン(7751)やJT(2914)、アサヒグループホールディングス(2502)、ブリヂストン(5108)など18社が利益の見通しを下方修正しています。

12月決算銘柄の第3四半期の決算集計 12月決算銘柄の第3四半期の決算集計 12月決算銘柄の第3四半期の決算集計
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
米中協議や香港情勢の過度な楽観に注意
日経平均3万円への道アップデート:足元の世界的株高の背景
今考えられるマーケットのリスク要因は
SBI、福島銀行提携発表:他行も背中を押される可能性で、低位地銀株に投資余地
企業業績に底打ち感 株価に織り込みにいく展開