先月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算発表も今月中旬に終了しましたが、折り返しの上期決算ということもあって通期の業績予想を見直す企業も多くみられました。そして米中貿易摩擦の影響もあり利益予想を下方修正する企業が目立ちましたが、その一方で利益の上方修正に踏み切る企業もみられました。
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そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから上方修正で減益予想が一転して増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば富士通(6702)では営業利益の見通しを1300億円から1600億円へと引き上げたことで小幅な減益予想が一転して2割を超す増益予想となっています。また、アンリツ(6754)でも上昇修正で二桁の減益予想が小幅な増益予想となっています。
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(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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