(本記事は、近藤 悦康の著書『はたらくを、しあわせに。』株式会社クロスメディア・パブリッシングの中から一部を抜粋・編集しています)

幸せをつかみやすくするたった1つの発想

人間は、誰しも幸せに生きたいという想いを、根本に持っています。

幸せという言葉をあまりに使うと、自己啓発や宗教っぽいと思われるので個人的には多用したくないのですが、それでも、人生で得たい肯定的イメージを表現する日本語は「幸せ」に集約されるので、あえて使います。

幸せのカタチは人それぞれです。1つとして同じものはなく、私の幸せは、あなたの幸せとは限りません。

あなたは、どんなときに幸せを感じますか?

美味しいご飯を食べているとき。好きな人と一緒にいられるとき。好きなアーティストのライブに行っているとき......。きっと、幸せを実感するシチュエーションも人それぞれでしょう。

ただ、自分の理想が現実に叶ったとき、幸せを感じる―という点は全ての人に共通するのではないでしょうか。

また、理想はあるけど、まだ実現していない状況でも、「このままやっていけば、実現しそうだ」と思えたときも、幸せを感じられるはずです。

たとえば、好きな人に会うため、待ち合わせ場所に電車で向かうとき、あと2駅で会えると分かっていたら、会う前から幸せな気持ちになるでしょう。それは、理想が叶う見通しがあるからです。

反対に、電車に乗っているけど、途中で相手と連絡がつかなくなり、待ち合わせの場所や時間が分からず、どうすれば会えるのかが不透明だと不安な気持ちを抱きます。

「好きな人に会いたい」という理想があるのに、実現の過程が見えないためです。

また、そもそも理想がなければ、目的地が見えないので、場当たり的な行動をすることになってしまいがちです。

つまり、私たちが幸せを感じるには、自分の人生における〝理想〟が必要不可欠なのです

理想は「夢」と「志」の2つに分けられる

扶養家族,意味
(画像=PIXTA)

理想とは、「未来にやりたいこと」「果たしたいこと」「手に入れたいこと」です。

そして、理想は「自分のため」に目指すものと、「自分以外の人や社会、組織のため」に目指すものに分けられます。私は、

●目指す理由が「自分」にある理想=「夢」
●目指す理由が「自分以外」にある理想=「志」

このように定義しています。

たとえば「夢」は、マイホームが欲しい、車が欲しい、世界一周旅行がしたい、素敵な旦那さんが欲しい、といったものです。

一方の「志」は、誰かの問題解決をしたい、子どもたちの成長を創造したい、自分の会社のサービスをもっと世の中に広げたい、といったものです。

ギブ&テイクという言葉がありますが、ギブにあたるのが志です。自分という存在を通して、誰かの役に立ち、誰かに価値を創造することだからです。夢は、自分の人生において、手に入れたいと思うことなので、どちらかと言えばテイク寄りです。

はたらくを、しあわせに。
近藤 悦康 (こんどう・よしやす)
人材採用・育成のコンサルティングや就職支援事業を行う株式会社Legaseed(レガシード)の代表取締役。1979年岡山県生まれ。2009年enジャパン調査の学生が選ぶ「こんなプロになりたい大賞」において10位。独自の人材採用手法が、テレビや雑誌をはじめ多数のメディアにも取り上げられ、NHKの『クローズアップ現代』『ソクラテスの人事』『めざせ!会社の星』、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』、FMラジオ・J-WAVEなどにも出演する。2013年株式会社Legaseedを設立。ゲーミングシミュレーション、アクションラーニング等を用いた人材採用や人材育成の仕組みを全国450社以上の企業に導入。研修の受講生は延べ8万人を超える。同社も、創業6年目で社員30名でありながら年間1.7万人を超える学生が応募する人気企業に。
「Rakutenみん就」において学生が選ぶ「2021年卒インターンシップ人気企業ランキング」では全企業中10位。また、人材業界では1位となり、『日経ビジネス』でも紹介された。著書に『日本一学生が集まる中小企業の秘密』(徳間書店)『社長のための、会社を潰さない人材採用術内定辞退ゼロ』(実業之日本社)『伸びてる会社がやっている「新卒」を「即戦力化」する方法』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

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