(本記事は、近藤 悦康の著書『はたらくを、しあわせに。』株式会社クロスメディア・パブリッシングの中から一部を抜粋・編集しています)

20代で志を見いだし、実現に向けて歩む人の特徴

目標達成脳
(画像=metamorworks/Adobe Stock)

私は、志を見いだすということは、チャンスを目の前に降らせることだと考えています。

誰しもがチャンスを欲しています。そして、チャンスをつかむ力も持っています。

しかし、チャンスを目の前に降らせられる人と、降らせられない人がいます。

人生で飛躍できる人と、そうでない人の違いはここにあります。チャンスは、平等に与えられるものではないのです。

自分のことを「運がいい」と感じ、目の前に素敵な人や状況がよく現れ、ステージが年々上がっていくように思える人は、チャンスを降らせる力のある人です。

逆に、自分の人生を変えるような人との出会いがない。もしくは、出会いがあってもそれを活かせない人と思う人は、チャンスを降らせる力が欠けているのです。

若くして、チャンスを降らせる力を持つ=志を見いだせる人には、共通した特徴があります。

私も、若いときからチャンスが目の前に降ってくる人間であったと思っているのですが、これにも、それなりの理由があるのです。

1つは、本章のメインテーマと言える、「出会い」です。

チャンスを降らせてくれる、すなわちチャンスを与えてくれる人は、「自分よりも先を行く人」です。極端ですが、大学生が幼児や小学生からチャンスをもらえる可能性は、ほぼないわけです。

就職活動に成功して、「会社に入社できる」というのも、チャンスをもらったということです。入社できなかった人は、「その会社で仕事をする」というチャンスをもらえなかったわけです。

そして当たり前ですが、就活の採用を決めるのも、その会社の経営者や人事担当者という、社会人としてのキャリアが上の人たちです。

先輩、社長、お客様など、お金やモノや経験、アイデアや人脈など、自分は持っていないものを持っている、先を行く人たちに出会うことで、チャンスをもらえる可能性が生まれるのです。

もう1つが、「信頼」です。

チャンスは欲するだけでは手に入りません。

少し、考えてみてください。

もしも、あなたがチャンスを与えられる側だとしたら、どんな人にチャンスを与えたいですか?

すなわち、人よりもお金やモノや経験、アイディアや人脈をもっているとしたら、どんな人であれば、あなたの持っている大事なお金を与え、人脈を紹介し、アイディアを提供したいと思うでしょうか?

私なら、信頼できる人にそうしたいです。

はたらくを、しあわせに。
近藤 悦康 (こんどう・よしやす)
人材採用・育成のコンサルティングや就職支援事業を行う株式会社Legaseed(レガシード)の代表取締役。1979年岡山県生まれ。2009年enジャパン調査の学生が選ぶ「こんなプロになりたい大賞」において10位。独自の人材採用手法が、テレビや雑誌をはじめ多数のメディアにも取り上げられ、NHKの『クローズアップ現代』『ソクラテスの人事』『めざせ!会社の星』、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』、FMラジオ・J-WAVEなどにも出演する。2013年株式会社Legaseedを設立。ゲーミングシミュレーション、アクションラーニング等を用いた人材採用や人材育成の仕組みを全国450社以上の企業に導入。研修の受講生は延べ8万人を超える。同社も、創業6年目で社員30名でありながら年間1.7万人を超える学生が応募する人気企業に。
「Rakutenみん就」において学生が選ぶ「2021年卒インターンシップ人気企業ランキング」では全企業中10位。また、人材業界では1位となり、『日経ビジネス』でも紹介された。著書に『日本一学生が集まる中小企業の秘密』(徳間書店)『社長のための、会社を潰さない人材採用術内定辞退ゼロ』(実業之日本社)『伸びてる会社がやっている「新卒」を「即戦力化」する方法』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

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