最近、1万円から始められる不動産クラウドファンディングが注目を集めています。不動産投資に興味はあるけれど、まとまった資金は準備できない人や、ローンを組むことに抵抗感がある人は、不動産クラウドファンディングから始めてみると良いでしょう。

1万円から不動産投資!クラウドファンディングの仕組みとは?

不動産クラウドファンディング
(画像=PIXTA)

近年、不動産クラウドファンディングのサイトが次々オープンしています。ジョイントアルファ、リンプル、CREAL(クリアル)などが有名です。1万円から不動産投資ができる不動産クラウドファンディングは、20代を中心とした若年層から人気を集めています。

不動産クラウドファンディングとは、複数の投資家が、特定の不動産を共同所有し利益をシェアするというスキームで成り立っています。少額から始められること、賃貸管理の手間がかからないことなどから、気軽に不動産投資を始めたい人には適した手法と言えるでしょう。

J-REITとの違いは?不動産投資クラウドファンディングの特徴を解説

少額から不動産投資を始められる、と聞いてJ-REITを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

確かに、J-REITも不動産クラウドファンディングも、少額から不動産投資ができる点は共通しています。しかしJ-REITは、不動産投資信託とも呼ばれる通り、不動産より金融商品に近い性格を有しています。

J-REITでは、投資家から集めた資金を投資のプロが複数の不動産に投資し、運用で得られた利益を投資家に再分配します。投資先は多岐にわたるため、J-REITの所有者が詳細な投資先を知ることはできません。

また、J-REITは株式と同じように証券取引所で売買されます。現金化されやすいというメリットがある一方、需要と供給によって価格が変動することから、手放すタイミングによっては損失が発生してしまいます。

結局どの不動産に投資しているかわからないこと、J-REITそのものの価格変動をウォッチしなければならないことなどを踏まえると、不動産投資より株式投資に似ているといわれる理由がわかるでしょう。

これに対して、不動産クラウドファンディングでは、投資先の物件について、投資家は詳細な情報をチェックできます。たとえば、ホテルの場所・外観・運営方針などを確認したうえで、投資判断を下すことができます。

不動産投資に興味があるなら、J-REITより不動産投資クラウドファンディングの方が、不動産投資をしている実感が得られやすいでしょう。

20代で不動産投資を始めるのも1つの選択肢

不動産クラウドファンディングの魅力は、とにかく少額から手軽に始められることです。

一方で、得られる収益は年利数パーセントと低い水準です。年利4%の不動産投資クラウドファンディングに1万円投資した場合、運用益はたったの400円です。

不動産投資に本当に興味があるなら、J-REITや不動産投資クラウドファンディングで回り道をするより、思い切って若いうちから不動産を所有してみるのも1つの選択肢です。

不動産投資では、ローンを組んでレバレッジをきかせることで、効率的に資産形成ができます。ローンというと不安を感じる人も多いですが、住宅ローンなどとは違い、返済原資は家賃収入です。

自分の生活を変えることなく、家賃収入からコツコツ返済を続ければ、いずれは不動産という現物資産が手に入ります。ローンを完済し、不労所得として家賃収入が入るようになれば、生活は大きく変わるでしょう。

最近では、不動産投資のメリットを理解し、20代のうちからコツコツと不動産投資を始める人も増えてきています。

不動産投資は、早く始めるほど生涯で得られる家賃収入の総額が大きくなります。そのため、時間を味方につけられる20代にとって、実はメリットの多い投資方法なのです。

不動産クラウドファンディングでも、不動産投資の醍醐味の一部を味わうことはできますが、やはり実際に自分で不動産投資を所有するのとは大きく異なります。本当に不動産投資に興味があるなら、早いうちから行動を起こし、経験を蓄積していくことが大切です。

(提供:マンション経営ラウンジ

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