収入を増やしたいけど、昇給は微々たるものだし、副業を始めようにも時間がない――。そんな悩みを抱えているサラリーマンは多いのではないでしょうか。今回は、統計データをもとにサラリーマンのお小遣い事情を紹介し、副業以外で収入を増やす方法を検討します。

男性会社員のお小遣い額は1990年の半分以下

サラリーマンのお小遣い事情
(画像=PIXTA)

2019年6月に新生銀行グループが発表した「サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員のお小遣いの平均月額は36,747円で、過去2番目に低い金額でした。また、女性会社員のお小遣いの平均月額も33,269円で、過去最も低い金額でした。

同調査は、男性会社員に関しては1979年より実施されているため、過去40年でもかなり低い水準にあることがわかります。女性会社員については、2014年より調査を実施されています。ちなみに、2018年のお小遣いの平均月額は男性会社員が39,836円、女性会社員が34,854円でした。

男性会社員のお小遣いの平均月額は、10年前の2009年は45,775円でした。また、最も高かった1990年では、77,725円という現在の倍以上の金額となっています。

こうして改めて数字をみると、現在の会社員が厳しい経済状況に置かれていることがわかります。2019年は老後2,000万円問題も話題になりました。一昔前と同じ感覚で「年金で何とかなるだろう」と安易に考えていると、老後破綻することになりかねません。

副業が難しくても、投資という選択肢がある

同調査で、お小遣いがアップした人に理由を尋ねたところ、1位は「給料が上がったから」で、2位は「副業を始めたから」でした。2020年に入ってからはテレワークや外出自粛の影響もあり、副業や在宅ワークを始める人はさらに増えると予想されます。

一方で、「副業をする時間がない」「自宅に帰ってまで働かなければならないのか」といった声があるのも事実です。また、そもそも就業規則で副業が禁止されているなど、簡単には副業を始められないという会社員も多いでしょう。

こうしたケースでは、副業ではなく投資に目を向けてみるといいかもしれません。投資は副業と並んで、会社員が働きながら収入アップをはかれる方法として広く認知されています。

また、副業が自分の時間を犠牲にし続けなければならないのに対し、投資の場合は継続的に時間を投じなくてもリターンを得られる方法が存在します。たとえば、最初に不動産会社と物件を選びさえすれば、あとはほとんど自動的に家賃収入を得ることができる不動産投資などがその一例です。

さらに、副業を禁止している会社でも、投資を禁止しているケースはほとんどありません。このことからも、副業ができない会社員にとって、投資は有効な選択肢といえるでしょう。

収入の不安を解消するために――会社員が選ぶべき投資方法は?

新型コロナの影響で、テレワークを実施した企業は数多くあります。一方で、景気の冷え込みの懸念も高まっています。時間があまる一方で、収入の減少に不安を覚える会社員は多いでしょう。

それならば、空いた時間を活用して、投資を始めることを検討してみるといいかもしれません。今のうちに情報収集を行い、自分に合った投資方法を選べば、コロナ以前の日常が戻り仕事が忙しくなったとしても継続的にリターンを得ることができます。

ただし、投資にはさまざまな種類があるため、選び方には注意が必要です。

本業に注力したいなら、株式投資やFX投資は避けたほうがよいでしょう。株価や為替レートを逐一チェックしなければならないため、副業以上に時間をとられてしまう可能性があります。また、株価や為替レートは常に変動していることから、仕事時間中も気になってしまう人が多い傾向があります。

一方、先ほども紹介した不動産投資であれば、きちんと物件を選べばその後はそれほど手間をかけずに家賃収入をえることができます。物件の管理は不動産管理会社に一任できるため、オーナーが時間をとられることはありません。

現在、時間に余裕がある一方で収入に不安がある今は、投資を始める絶好のタイミングです。資産形成について考えたいと思っていた人は、この機会を逃さず、行動に移すことが大切です。

(提供:マンション経営ラウンジ

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