4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で先行きが不透明で2021年3月期の業績予想を未定とする企業も少なくありませんでした。しかし、こうしたなかでも業績予想を発表した企業もみられます。
そして厳しい環境のなかでも増益予想を発表し最高益更新が見込まれる銘柄もみられます。そこで今回は最高益更新予想の企業のなかから二桁以上の増益で最高益更新が予想される3月銘柄をピックアップしてみました。例えばカプコン(9697)では12%近い増益で2020年3月期の最高益を更新する予想となっているほか、極洋(1301)でも44%近い増益で2018年3月期の最高益を更新する予想となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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