本記事は、川村和義氏の著書『ラーメンを気持ちよく食べていたらトップセールスになれた』(WAVE出版)の中から一部を抜粋・編集しています
つらい壁がジャンプ台に変わる
あなたは「壁」にぶち当たったことがありますか?今現在「壁」にぶち当たっていますか?私は20代前半から現在に至るまで、何度も目の前に「壁」が立ちふさがり身動きがとれなくなったことがあります。
その壁が現れたとき、どうやって乗り越えていくか。そこが問題です。壁の高さも厚みもあって、簡単には乗り越えられない。壁が嫌だからといって横を向くと、そこに別の壁が現れる。逆のほうを向くと、そこにも新たな壁が待っている。気がついたらまわりが壁だらけになっているのです。
ところで、なぜ壁が現れるのだと思いますか?それは、
「今のあなたではもう限界が来ているから、あなた自身が変わりなさい」
ということなのです。壁にぶち当たるということは、今のあなたの実力では乗り越えられないということ。もっと勉強して知識を身につけるのか、トレーニングしてスキルアップするのか、たくさんの人に会って話を聞いて、経験を積むのか。
「なんとかして変わる努力をしなさい!」
と教えてくれているのです。そこで、勉強し、スキルを身につけ、いい経験値を積むことで、次のステージに上がれるのです。
するといつか、また新たな壁が出てきて、同じように何度も乗り越えていく。それを繰り返していくうちに、人として、営業マンとして成長していくことができる。
そうなってくると、壁の出現を「歓迎」できるようになる。「チャンス」と思えるようになる。そしてついには、「壁がジャンプ台」に変わっていく。
プロの世界では、現状維持は衰退と同じこと。壁にぶち当たって立ち止まった瞬間、落ちていくだけ。であるならば、むしろ壁を歓迎してチャンスと捉え、ジャンプ台にして高く飛んでいきましょう。
私も、そんな考え方と行動ができる人でありたいと思っています。そして、そういうプロを育てていきたいと思っています。
でも、壁にぶち当たったらチャンスだなんて、変わった発想だと思いませんか?つまりは「変人」です。そうなんです。私はときに「常識人」ではなく「変人になりたい」ということがあります。
「変態ではなくて変人ですよ」
真剣にそう言うと、不審な顔をする人がいます。
では、いったいどんな「変人」になりたいのか。それは、
「先入観を捨て、ほかの人とは違う視点で新しいチャレンジをし、理想に向かって常識とされている枠組みを変えていける人」
そんな「変人」をめざしたいのです。
この世の中には4種類の人間しかいないと言われています。
(1)チャレンジしつづけている人 (2)チャレンジしている人をサポートしている人 (3)チャレンジしている人を眺めている人 (4)何もせずただの評論家になっている人
あなたはどの人になりたいですか?
私は、「変人」としてチャレンジしつづけている人でありたいし、今でも私をサポートしてくれている人のおかげで、ファンの心をつかむいろんなチャレンジができています。チャレンジしている人をただ眺めていたり、何もせずただ評論家になっている人で、ファンの心をつかめる人は一人もいません。
今後も「チャレンジしつづけている人」や「チャレンジしている人をサポートしている人」と一緒に働いていきたい。また、そういう人があふれる世の中であってほしいし、ぜひ、あなたにも「壁」を乗り越えてチャレンジしてほしいと願っています。
保険営業のノウハウを伝えるオンライントレーニングサイト「イタダキ」の講師も務める。
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