本記事は、砂川盛作氏の著書『オーストラリアに学ぶ「ゴールドコースト流 ・不動産投資」 で長く儲ける、一生儲ける』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋・編集しています

ゴールドコーストの不動産が人気の6つの理由

ゴールドコースト
(画像=PIXTA)

ここでは、ゴールドコーストの不動産が人気な理由について、6つのポイントとともに詳しく見ていきましょう。

(1)目的に合わせて運用できる

ゴールドコーストの不動産に投資し、所有することによって、自ら別荘として利用が可能です。利用していないときには宿泊施設として、あるいは人に貸し出すこともできます。そのように、目的に合わせて運用できるのが利点となります。

なかには、若いときは賃貸用として運用し、定年退職後など時間ができてから定期的にゴールドコーストを訪れる方もいます。そのようなライフスタイルに応じた活用ができるのも、ゴールドコースト流・不動産投資ならではだと思います。

特に、日本のマンションとゴールドコーストのコンドミニアムを比較した場合、コンドミニアムの広さ、豪華さ、デザイン性の高さは際立っています。また、現地の気候や観光資源などを含めて、資産運用だけでない魅力が豊富に備わっています。

(2)空室率が低い

驚くべきことに、オーストラリア全体の空室率はわずか1.8%しかありません。これは、供給よりも需要の方が多いということを意味しています。事実、日本の人口が毎年約25万人ずつ減っているのに対し、オーストラリアは毎年約40万人増加してい28ます。

不動産市場の拡大は、人口増加と連動しています。オーストラリア統計局は、2061年までに、さらに約1180万~2330万人増える見通しと推計しています(日経新聞、2018年8月16日)。そのため、今後も空室率は低いまま推移すると予想されます。この点については、次項でも詳しく解説していきます。

(3)利回りと資産価値が同時にアップしている

オーストラリア不動産の実質利回りは平均3%ほどと、それほど高くはないのですが、不動産物件自体の資産価値は毎年3%ずつアップしています。つまり、実質的には、毎年6%ほど資産が増えているといえるのです。

このように不動産価格が安定して推移しているオーストラリアは、中長期的な資産形成をするための投資先として最適です。しかもこの資産価値の増大は、将来にわたって続くと予想されています。

(4)換金性が高く流動性がある

オーストラリアの空室率は1.8%という状況なので、不動産は、売りに出すとすぐ買い手がつきます(ただし、媒介契約、販促期間、交渉、代金受取りまで3カ月くらいはかかります)。お金が必要になったとき、すぐに売ることができるのは大きな強みとなるでしょう。

また、日本人は一生に1回しか家を買いませんが、オーストラリアでは家の資産価値が着実に上がるので、多くの人が損することなく何度も買い替えます。最初は小さなコンドミニアムから始め、ライフスタイルに応じてどんどん家を大きくしていくのです。

住宅の平均購買回数は、何と6回!一生のうちに6回も家を買い替えて、買い替えるたびに資産を増やしています。この点についても、後ほど詳しく紹介します。

(5)自然災害がほとんどない

ゴールドコーストは1年中温暖で、気候の変化がそれほどありません。日本とは季節が真逆なので、日本の夏はゴールドコーストの冬なのですが、冬でも朝夕は10度前後の気温ですが日中は23度くらいあります。つまり、とても過ごしやすいのです。

また、台風や津波などの自然災害もありません。地盤が安定しているので地震がなく、液状化現象のように、不動産の価値を毀損することもありません。日本のように異常気象による大雨や洪水、土砂崩れなどの心配も不要です。

特にゴールドコーストは、オーストラリアの中でも最も自然災害とは無縁のリゾート地といえます。その点、リスクヘッジ可能となります。

(6)世界有数のリゾート地である

ゴールドコーストには、名門ゴルフ場、有名ホテル、有名マリーナが多数点在し、世界中の富裕層が季節ごとにやってきます。また、一流人に対するマナーにも定評があり、誰もがフレンドリーなサービスに満足します。

不動産は複数の付加価値が積み重なって、その資産価値は2倍にも3倍にも高まっていきます。だからこそ、リゾート地であればなお、現地の対応力が重要となるのです。その点、ゴールドコーストは申し分ありません。

このようにオーストラリアの不動産物件には、さまざまな利点があります。そのため、不動産市況は今後も堅調に推移していくと予想されます。

ちなみに私は若い頃、ゴールドコーストで旅行ガイドのアルバイトをしていましたが、観光にやってきた日本人のうち、ほぼ全員がゴールドコーストの魅力にひかれ、「また来たい」と言って日本に帰っていきました。

オーストラリアに学ぶ「ゴールドコースト流 ・不動産投資」 で長く儲ける、一生儲ける
砂川盛作(すなかわ・せいさく)
株式会社ワイドエステート代表取締役社長。1965年、沖縄・宮古島に生まれる。1987年にワーキングホリデーを利用しオーストラリアへ。1989年より日系の豪州不動産コンサルティング会社で営業を経験。その後、日系の不動産投資・開発会社の現地取締役に就任。さらに、現地の不動産会社LJH社、JLL社、CBREにてコンサルティング業を続ける。1991~1993年のバブル崩壊を乗り切った経験を持つ。1997年、起業。1999年、株式会社ワイドエステートを設立。居住不動産、収益不動産、店舗・オフィスビル、開発用地の仲介・売買を行う。新規開発物件の日本市場への販売、住宅開発分譲事業、小規模M&A・コンサルティングも手がける他、アリーラーニング(保育幼稚園)事業買収コンサルティング等も展開。共同経営で保育幼稚園9園のオーナーでもある。オーストラリアにおける不動産ビジネス歴は約30 年。日本人としては、最も長く不動産業に関わっている。現在も、不動産物件の視察に膨大な時間をかけ、幼い息子を不動産視察に引っ張り回すことも多々ある。オーストラリア・ゴールドコースト在住。株式会社ワイドエステート(WIDE ESTATE PTY LTD) https://wide-estate.com.au

※画像をクリックするとAmazonに飛びます
ZUU online library
(※画像をクリックするとZUU online libraryに飛びます)