株式投資やFX、日経225先物などに比べて、個性的なリターン商品といえば「株主優待」だ。最近はすっかりおなじみになった桐谷広人さんのように、株主優待で手に入れた商品で生活しているケースなど、スケールメリットは計り知れないものになっている。
今回は2014年10月に権利確定するものをご紹介する。その前に、株主優待がどんなものか、確認してみたい。株主優待確定日は企業によって回数が異なる。3月と9月の2回というところが多いのだが、権利確定日とは、「株主として株主名簿に名前が記載される日」。つまり、株主優待や配当、株式分割などの権利が得られる。
裏技としては1人につき優待が一件なわけで、家族4人いれば4件ということも可能。100株ずつ5人で持つほうが、1人で1,000株持つよりも優待がよいケースもある。口座は開設手数料の無料のところがあるから、そこを利用しよう。もうひとつの裏技としては、権利確定日の3営業日前ギリギリに購入するというパターン。例えば、3月31日が確定日ならば、28日(営業日だから土日を除く)に上手く株主になるとよいわけだ。たった1日株主になっていても、権利は発生するわけだから、プロの中には「注意株」と呼ばれるものをわざわざ購入するケースもある。
10月の株主優待銘柄
さて次はお待ちかねの10月の株主優待銘柄を見ていく。
トーシン<
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不動産、リゾート、携帯電話販売代理店を展開。愛知の会社で、ゴルフコンペも開催している。携帯電話契約の際に1,000円から10,000円の商品券が受取れる。また、運営ゴルフ場でのプレー代の割引がある。
正栄食品<
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東京の食品を取り扱う会社。100株単位から商品が送られて来る。扱っているのはビスケットやチョコレートといった詰め合わせ。株数が多くなると、商品カタログと共に、50%割引券が数枚。
東日本ハウス<
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住宅建築会社。系列会社に銀河高原ビールがあり、銀河高原ビール製造の「小麦のビール缶 12本セット」が貰える。配当が3%以上というところが人気。
トップカルチャー<
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書籍、CD、DVDなどの複合店、鳶屋書店をといえば誰もが知る企業。株の購入数によっては、レンタル優待券や図書カードが受取れる。1000株以上の保有であれば、レンタル優待券(4000円相当)か図書カード(2000円相当)のいずれかが受取れるので、人気が高い。この業界は占有率が高いため、今後も株価上昇が見込めるだろう。
ロック・フィールド<
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神戸市東灘区に本社がある。「RF1」「神戸コロッケ」といえば、関西では超有名なな惣菜店大手にはいる。揚げ物主体の「神戸コロッケ」はデパ地下に必ずある、といわれているが、最近は高級惣菜の「RF1」(サラダが多い)に統合する様になっている。配当がいいことから、狙い目。
アヲハタ<
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広島県竹原市に本社があるジャムの大手企業。大株主はマヨネーズのキユーピーのため「キューピー3分間クッキングCM」にもアヲハタ枠を持っている。家庭用ジャムのシェアは全国で30%に達しており、業務用ではなく家庭用のジャム(びん詰め)は市場占有率は約50%。
最近は株主優待でゲットした商品を、ヤフオクなどのオークション転売するケースもある。企業の限定品などは高く売れる事もあり、上手にやり取りするのも楽しいだろう。企業側も株主優待を大事にしているから、よりお得な手段を探してみたらいかがだろうか。
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