まとめ
社会保険と労働保険の加入条件を理解し確実に手続きを行わなければならない。労使のトラブルは従業員が退職した後に起こることが多く、常日ごろから適切に手続きを行わなければ行政官庁から指導を受けるだけではなく訴訟問題にまで発展する可能もある。社会保険と労働保険は、法改正が多い分野であり経営者ならば今後も法改正の情報に注目しておきたい。
著:加治 直樹
特定社会保険労務士。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。銀行に20年以上勤務。融資及び営業の責任者として不動産融資から住宅ローンの審査、資産運用や年金相談まで幅広く相談業務を行う。退職後、かじ社会保険労務士事務所を設立。現在は労働基準監督署で企業の労務相談や個人の労働相談を受けつつ、セミナー講師など幅広く活動中。中小企業の決算書の財務内容のアドバイス、資金調達における銀行対応までできるコンサルタントを目指す。法人個人を問わず対応可能であり、会社と従業員双方にとって良い職場をつくり、ともに成長したいと考える。