この記事は2022年7月11日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=ValeriLuzina/stock.adobe.com)

2022年7月11日(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨は豪ドル(+0.62%)のみとなり、一方で下落通貨の最上位はユーロ(-2.32%)だった。

今年に入り続くドル高だが、その対象通貨にはここにきて大きな変化がみられる。円売りが一服する反面、欧州通貨の売りが加速している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週末に投開票が実施された第26回参院選は、市場予想通り自民党圧勝で終えている。しかし、為替市場で大きな流れを作るほどでもないだろう。

市場の注目は、2017年1月のトランプラリーの安値1.0340ドルを明確に割れてきたユーロ/米ドル相場の行方に移る。

欧州では2022年7月11日(月)より、ロシアから欧州に天然ガスを送るノルドストリーム1の定期点検に入る予定で、この間は天然ガスの供給はない。市場が最も懸念するのは、この定期点検の後にロシアが一方的に移送の停止を宣言し、欧州での天然ガスなどの燃料が配給制となる事態だ。

欧州の景気後退入り⇒ECB(欧州中央銀)の利上げ織り込みの巻き戻しという波及経路から、ユーロ売りが続く。

ユーロ/米ドルは、パリティ(等価)を目標に戻り売りだろう。週間レンジでは、米ドル/円で134.00~138.00円、ユーロ/米ドルで0.9950~1.0250ドル、ユーロ/円で136.00~140.50円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

220711takeuchi01L
(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

220711takeuchi02L
(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

220711takeuchi03L
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。