2024年秋に紙の保険証廃止でマイナンバーカードを持たない人はどうなる?

2024年秋には、紙やプラスティックの健康保険証の新規発行が原則停止される見込みだ。しかしなかには「マイナンバーカードを持つことに抵抗がある」「施設に入所している高齢者などカードを作るのが困難」という人もいるだろう。また整骨院や鍼灸院、訪問介護などマイナンバーカードの健康保険証利用にまだ対応していないところもある。

健康保険に加入し、保険料を納めている人でマイナンバーカードを持っていない人が、保険診療を受けられなくなることがないように、日本政府は随時代替策を検討中だ。

マイナンバーは利用者だけでなく企業の労務担当者にもメリット

マイナンバーカードと健康保険証一体化は、利用者はもちろん企業の労務担当者にとっても一定のメリットがある。労務担当者は2024年秋に備え、最新の情報を入手するよう意識するとともに今から社内の業務フローを整え、自社の従業員に周知を行っていきたいところだ。

文・せがわ あき
会計事務所に10年勤務。その後、会計ソフトメーカーでの勤務を経て、現在は会計・税務・金融などをテーマにライティング活動を行う。会計事務所では、顧問先の会計業務や融資支援に従事。融資のための提出資料作成や融資・資金繰りのアドバイスなどを行う。会計ソフトメーカー時代には、お客様対応業務に加えてソフト開発にも携わり、お客様の声を製品に反映させる仕事に従事。

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