本記事は、横山 光昭氏の著書『お金を貯められる人のすごい習慣』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

豚の貯金箱 お金イメージ
(画像=琢也 栂 / stock.adobe.com)

目的のためならお金はおおいに使いましょう

旅行にマイホーム……お金に「目的」をつける

私は家計の立て直しを専門で行っているので、「余分な支出を減らしましょう」と言うことが多いです。ですが、先にも少しお話ししたように、何でもかんでも縮小すればいいとはまったく思っていません。使うべきときにはおおいにお金を使ってほしいと考えています。

たとえば、「旅行に行きたい」と思ったら、計画を立てて電車や飛行機、ホテルを予約し、思い切り楽しむ。マイホームが欲しいと思ったら、自分に合った土地や家を探して家を建てる。目的のために使うべきときはしっかりと使ったほうがいいです。つまり、毎回、目的を持ってお金を使いましょうということなのです。

なぜお金を貯めるのか? と言えば、「使いたい!」と思ったときに使えるだけのお金があったほうがいいからです。

同じく、老後には2,000万円とも1億円とも言われるお金が必要だと言われています。それらは急には貯められないから、今のうちから貯めておきましょう、ということなのです。

小さな目標からクリアしていく

お金を貯める際には、目的を明確にしたほうが貯めやすいですが、もうひとつ大事なのは、大きな目標のほかに小さな目標もつくっておくことです。

お金を貯められない人は、基本的に自信のない方が多いです。点数で言えば、お金を貯められる能力40点であることを自覚しているから、「本当に自分はお金を貯められるだろうか」と思っているところがあります。そのような人にいきなり「1,000万円貯めましょう」と言っても、「いや、それはムリムリムリ!」とあきらめが先に来てしまい、やる気が起こらないと思うのです。

そこで、小さな目標を少しずつ積み重ねていくのです。小さな成功体験を積み重ねて、自信をつけていく作戦です。小さな目標をひとつクリアするたびに、「私はお金を貯められるのだ」という気持ちが少しずつわいてきます。

たとえば、野球の試合もそうですよね。「優勝を目指す!」という大きな目標のほかに、まずは「毎回打席に立って打つ」という小さな目標があるはずです。打席に立たなければ、ヒットもホームランも打つチャンスすらありません。まずは打席に立つ。そして、打つ。それをなくしてはチームは勝てないし、優勝にも手が届きません。大きな目標を立てることももちろん大事です。ですがそれより先にまず打席に立って、ホームランをねらうのではなく、ヒットを打つ。目の前のことを1つひとつクリアしていくうちに、小さな自信が積み重なり、自然といい結果が生まれてくるのです。

小さな目標は3カ月を1タームにして考えるといいでしょう。

目標内容はどのようなことでもかまいません。毎月赤字の家計なら、「1カ月の収支を黒字にする」でもいいでしょう。「食費を見直す」「水道代を見直してみる」「電気代を見直してみる」など、項目ごとの目標を立てたほうがやりやすいかもしれません。

次は、その目標を達成するために具体的にやることを考えます。水道代を見直すなら「月にどのくらい使っているのか? 明細書を見直してみる」「アンペア数を確認する」などです。

次に、水道代の平均を計算し、その数値より高い場合には3カ月をめどにまずは1割減を目指しましょう。それができたら、次の3カ月でさらに1割減に挑戦です。こうして、標準に近づけていきます。

食費もやはり、まず月にいくら使っているか? を確認します。過去の実績を調べてもし食費に毎月1万5,000円使っていることがわかったら、次の3カ月以内にそれを1万3,000円にしてみよう、と目標値を設定し、それに合わせて気をつけてみます。

小さな目標は3カ月を1タームにして考えます。1カ月ごとに「できた」「できない」と一喜一憂するのではなく、1カ月目がダメでも2カ月目で挽回し、3カ月目でクリアできたらOKです。こうして、小さな成功体験を積み重ねていくのです。こうして3カ月ごとに「小さなゴール」をつくり、1つひとつポイントを設けると、自然と行動すべきことが見えてきて動きやすいです。

誰にでも貯める力はあります

お金を貯められない人は、そもそも「自分はお金を貯められないし」と思い込んでいるところがあるように思います。

「お金ないし」「稼いでないし」と貯められない理由を列挙して、「だからできない」と思い込んでしまうのです。

はっきり言って、やり方次第で誰にでも貯める力はあります。ですから、自分は貯められるのだ、という自信をつけることからはじめてみましょう。

ココがポイント!:この3カ月間でできる小さな目標を立ててみよう

お金を貯められる人のすごい習慣
横山 光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント。
株式会社マイエフピー代表取締役。
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。
これまでの相談件数は23,000件を突破。各種メディアへの執筆・講演も多数。
著書は85万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計340万部となる。
個人のお金の悩みを解決したいと奔走するファイナンシャルプランナー。

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