日経平均 | 32,791.80円 △483.94円 |
為替 | 1ドル=146.59円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億5,302万株 |
売買代金 | 3兆4572億49百万円 |
値上り銘柄数 | 1,417銘柄 |
値下り銘柄数 | 212銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 103.37% |
市況概況
今度は円安を好感して大幅高
週末の米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから、本日の日本市場は買い先行となった。米国金利上昇で円安に振れたことで円高を嫌気して売られた銘柄などが買い直され、売られたものが買い戻されて指数を大きく押し上げた。
ほぼ全面高と言う状況で動き出すと一斉に動くということが続いている。特に何がどうしたということでもあり米国株の金利離れも見られることから戻し一巡となって上値の節目である32,800円まで戻すと上値も重くなった。
昼の時間帯には手仕舞い売りに押される場面もあり、後場も大幅高ながらも上値の重い展開が続いた。節目と見られる32,800円では売られると言う状況であり、指数の上値は限られた。
いったん上値が重くなると最後は手仕舞い売りに押され、上げ幅縮小となった。積極的に買い上がるような材料でもなく、円安も限られれば戻り売りに押されるものも多くなると言うことなのだろう。それでも最後まで意外に値持ちは良かったが結局32,800円水準での引けとなった。
小型銘柄は堅調ながらも上値の重い銘柄や手仕舞い売りに押されるものも多かった。グロース250指数やグロース株指数は小幅高だった。先物は上げを主導すると言うよりは指数に連れて上昇するという場面が多かった。まとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かすことも方向づけることもなかった。
円高に反応して大きく売られ、円安に反応して大きく戻すということだが、日銀の金融緩和の終了が取りざたされ、米国では利下げが取りざたされている状況では継続しての円安は期待できず、円安効果は薄れると思う。また、地政学リスクも考えなければならず、懸念材料は多いと思わざるを得ない。戻れば売りと言う状況が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線にサポートされた形だが、急騰した基準線や25日移動平均線を意識して上値を押さえられた。再度75日移動平均線までの調整は見られるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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