日経平均 | 32,307.86円 ▼550.45円 |
為替 | 1ドル=143.92円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億8,276万株 |
売買代金 | 4兆8397億82百万円 |
値上り銘柄数 | 230銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,408銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 98.17% |
市況概況
円高を嫌気して大幅下落
米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が円高を嫌気して大きく売られたことから、本日の日本市場も売り先行となった。
寄り付きは先物・オプションSQ(特別清算指数)算出もあり下げ渋りとなったが、寄り付きの売り買い一巡となり、戻りが鈍いとなると再度下値を試す動きとなった。円高が止まるということでもないので、最後まで手仕舞い売りに押されて安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には若干買戻しなどが見られて底堅さが見えたが、後場に入ってからも戻りが鈍く、日経平均が32,300円を超えると売られるという状況で週末の手仕舞い売りなども嵩んでさらに下値を試す動きとなった。
後場もじりじりと売られる形で下落が続いたが、最後は目先筋の買戻しなども見られ、何とか32,200円を割り込むことなく、大きな陰線とはなったものの32,300円台での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されて冴えないものが目立った。グロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて大きく下押す要因となった。まとまった買戻しで下げ渋ってもすぐに売り直されると言う状況で戻れば売りというような展開だった。
日銀の金融緩和の終了が取りざたされて強烈に円高に振れ、株式市場も大暴落となった。下値の節目である32,200円~300円水準を一気に試すという展開で買われすぎていた指数に影響の大きな銘柄が大きく下押す形となった。
半導体関連銘柄などの下げ渋りも期待されたが指数先行での売りにあらがえず大きな下げとなった。空売りが積み上がれば買戻しなどで下げ渋り感も出るのだろう。下値模索という状況が続きそうだ。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線も一気に割り込んでしまった。それでも遅行スパンがローソク足に絡む日柄でもあり、雲のサポートを確認しながらここからは底堅さも見られると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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