この記事は2025年4月22日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Lemonsoup14/stock.adobe.com)

2025年4月22日(火)の午後12時時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

注目は明後日24日(木)の日米財務相会談。こちらでは円安是正の話し合いになるのではないかという思惑がある。そのためここからの米ドル/円は基本的に、円高方向のプレッシャーを掛けられるのではないだろうか。

現在、米国の景気も良くない状況だが、マーケットは年内の利下げを4回と見込んでいる。日本の利上げは年内1~2回だと思うが、日米の金利差は年末にかけて縮小傾向だろう。

特に米国の景気後退、雇用を中心とした悪化による個人消費の減退、という流れを考えると、米ドル/円はもしかすると135円を割って、年末にかけて、さらに下落することも考えられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、一昨日20日(日)に考えたものは139.50~143.65円だった。しかし既に140円近くまで来ているので、予想下値を138.00円に変更したい。よって138.00~143.65円。

戦略としては、戻り売り方向で考えざるを得ない状況だろう。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。