
日経平均 | 35,039.15円 △170.52円 |
為替 | 1ドル=142.82円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億4,046万株 |
売買代金 | 4兆1451億07百万円 |
値上り銘柄数 | 605銘柄 |
値下り銘柄数 | 985銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 89.85% |
市況概況
米国株高や関税緩和期待で堅調だが上値も重い
米国株が大幅高となり夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことで本日の日本市場は買い先行となった。
昨日同様に買い気配から始まる銘柄も多かったが、これもまた昨日と同様に寄り付きの買いが一巡となると戻り売りに押されて上値の重い展開となった。売り急ぐ動きもなかったのだが、上値の重さを嫌気して売られ始めるとじりじりと安くなる銘柄も多かった。それでも意外に値持ちの良い展開で高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に買いが入るでもなく、冴えない展開となり、後場に入ると改めて戻り売りに押されるように上げ幅を縮小、再度35,000円を下回る展開となった。35,000円を下回ったところでは買いも入り何とか堅調な水準を維持していたが、最後は売り直される銘柄も多くなり、結局は上値の重さを確認するような展開だった。何とか35,000円台を保ったものの安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、グロース250指数やグロース株指数は小幅安となった。先物も買戻しが一巡となると戻れば売り、という状況で上値を押さえる要因となり、最後は戻らないから売るということで売り急ぐ場面もあり、指数を下押す要因となった。
35,000円を超えて始まったものの冴えない展開となり、結局は35,000円を超えると買えないという状況だ。決算発表が本格化するなかで、為替が円高気味であり、想定された為替レートを下回っている状況だと思う。今期の想定レートを下方に修正して見通しを発表するとどうしても円安効果が剥落し見劣りする見通しとなるのではないかと思う。まだまだ調整が続くのではないだろうか。
テクニカル分析
日経平均
今月初めの窓を埋めるような勢いで始まったが上値も重く、窓埋めということまで行かなかった。それでも25日移動平均線や基準線を超えてきており、25日移動平均線のサポートを期待したい。それでも25日移動平均線は下落が続いており、移動平均線にサポートされながら下落するという可能性もありそうだ。
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