この記事は2025年4月28日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年4月28日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、円はスイスフラン(-1.38%)に続き下落の第2位(-1.06%)に位置する。年始よりドル売りの受け皿となってきた欧州通貨や円が下落しており、ドル安の流れに調整が入り始めている。
先週注目の日米財務相会合では為替が議題に浮上せず、米ドル/円は週初の年初来安値139.89円より反発に転じている。加藤財務相は為替はあくまで議論していないとするが、週末の読売オンラインは「ベッセント氏『ドル安・円高が望ましい』、具体的な為替目標は求めず...日米財務相会談」と伝えている。報道内容が大きく食い違う。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は月末月初の週であり、米国では多くの経済指標の発表が予定されている。特に今週末5月2日(金)の米国の雇用統計は、相互関税発表後の結果だけに減速感を確認する場となりそうだ。
さて、先週の日米財務相会合は為替の議論なしで決着したかに映るが、今後とも折に触れて円安が問題化する可能性がある。
トランプ政権の至上命題が貿易赤字の削減である以上、継続したドル高を受け入れることは難しい。米ドル/円の戻りは売り場だろう。
今週は米ドル/円で140.00~145.00円、ユーロ/米ドルで1.1200~1.1500ドル、ユーロ/円で159.00~164.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。