この記事は2025年5月12日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年5月12日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨はポンド(+0.26%)のみだった。円は下落通貨の最下位(-0.28%)に位置する。
FOMCは予想通り3会合連続で金融政策を据え置き、パウエルFRB議長の会見は終始タカ派だった。
米英の関税交渉は合意が伝えられ、その後にドルは急速に買い戻された。米ドル/円は週の高値146.19円まで急伸後は、週末に開催予定の米中の貿易協議の結果を見極めたいと考える向きも多く、調整から反落となり引けた。
現在の為替相場の戦略やスタンス
週末の米中の貿易協議は「著しい成果」が強調されたことで、週明けのオセアニア市場ではドルがギャップアップ(上窓)で寄り付いた。
本日12日(月)東京時間の午前6時半前後、米ドル/円は146.20円程度で推移している。今週は米国で明日13日(火)にCPI、15日(木)には小売売上高が発表されるが、貿易交渉の進展ばかりに注目が集まるなかでは、注目度は低いだろう。
米ドル/円は年初来安値からすでに6円以上の反発をみせており、短期的に底入れの様相を示す。日経平均株価は相互関税発表前の水準を回復しており、市場のセンチメントは改善している。米ドル/円の押し目は買い場だろう。
今週は米ドル/円で143.50~148.00円、ユーロ/米ドルで1.1100~1.1350ドル、ユーロ/円で162.00~165.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。