この記事は2025年5月27日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PictMotion/stock.adobe.com)

2025年5月27日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

依然としてトランプ発言に大きく揺れるマーケットだが、ドルは頭重く推移している。今週は月末で経済指標の発表が少ないこともあり、どうしてもトランプ発言に注目することになると思う。

ムーディーズの格下げ以来、徐々に「ドル資産離れ」が進んでいるように見える。現在、日本の長期金利が極端に高いことや、スイスの短期金利がマイナス圏に入ってきていることに対しては、少しやり過ぎ感を抱く。

日本の長期金利に関しては、少し長い目で見ればマーケットが軽くパニックになっているだけで、30年、40年のいい金利を得られる絶好のチャンスのように見える。

政府や日銀も、金利がただただ上昇するのを放置することはないと思うので、何かのきっかけで急激に買いが入る可能性はあるかもしれない。その点は注意が必要だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円が140円を割るとチャートの形が非常に良くないため、それを警戒する戻り売りが続くと考えている。

とにかく、ドルが跳ねたところでは戻り売りをする、というスタンスで臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。