
日経平均 | 39,663.40円 ▼14.62円 |
為替 | 1ドル=148.75円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億8,021万株 |
売買代金 | 4兆3945億24百万円 |
値上り銘柄数 | 569銘柄 |
値下り銘柄数 | 994銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 117.47% |
市況概況
半導体株は堅調だが、総じて冴えない展開
米国では半導体株だけが高く、総じて手仕舞い売りに押される展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られたのだが、日本市場でも半導体株が買われ、堅調な始まりとなった。
ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は総じて手仕舞い売りに押される展開となり、節目と見られる39,500円水準まで下落となった。さすがにそこからは買戻しなども入り、再度半導体株が買われて堅調となる場面もあったが、結局は冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、後場に入ると買戻しを急ぐ動きもみられ、オランダのチップメーカーであるASMLが予想を上回る決算を発表して半導体株が買われ、日経平均は39,900円台まで買われる場面もあった。
さすがに目先的な過熱感が強いことや半導体株は好材料を織り込んだかのように買われすぎ感もあり、買戻し一巡となって上げ幅を縮小、冴えない展開となった。最後は手仕舞い売りを急ぐ動きで結局日経平均もTOPIXに合わせるように軟調だった。
小型銘柄は総じて堅調ではあったが、特に買い上がるようなこともなく、グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上値の重い展開となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの、大きく指数を動かすような場面も少なかった。半導体株などに連れて先物も右往左往した感じだった。
相変わらず半導体株だけという相場となっている。半導体株が買われていると言っても何かテーマ性があって買われているということでもなく、多分に目先的な需給要因という感じだ。長期金利が高く、スタグフレーション懸念が根強いなかで意外にしっかりとしているが、スタグフレーション懸念が強まるとか、空売りの積み上がりがなくなると一気に売られるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
依然として方向感は見られず、かと言って移動平均線からの乖離が広がるということでもなく、まだまだ移動平均線までの調整は見られると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。