日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 39,819.11円 ▼82.08円
為替 1ドル=148.76円
売買高(東証プライム、以下同) 15億9,697万株
売買代金 4兆0045億59百万円
値上り銘柄数 544銘柄
値下り銘柄数 1,037銘柄
騰落レシオ(25日) 117.53%

市況概況

米国株高もあって買い先行も3連休前の手仕舞い売りに押される

米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も節目と見られる40,000円を超えており、本日の日本市場は買い先行となった。

日経平均は40,000円を超えて寄り付いたものの、寄り付きの買いが一巡となったあとは半導体株が売られ、売り気配を切り下げて始まったともさらに売られるという状況だった。全体的に手仕舞い売りに押されてあっさりと40,000円を割り込み、その後もいったん40,000円を回復したものの買いが続かずに40,000円を割り込んで下値を試す動きとなった。何とか節目の一つである37,800円の水準では下げ止まったものの冴えない展開で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も買戻しなどもあって下げ幅縮小となる場面もあったのだが、さすがに3連休を控えた週末で目先的に買われすぎ銘柄も多かったことで手仕舞い売りに押されるものが多くなった。日経平均は何とか39,800円水準で落ち着いた動きとなったが、最後まで値持ちは良く、買戻しも入り37,800円台で下げ渋りの引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調、グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、朝方を除いてはまとまった売り買いも少なく、方向感は見られなかった。依然として下がれば買い、上がれば売りというような目先の値動きに連れて持高調整が行なわれるというような感じだった。

半導体株の一角が大きく売られ、昨日のようなインデックス的な買いも見られなかった。目先的に買われすぎ感もあり、さすがに40,000円を超えてさらに買い上がるには目先需給だけは難しいのだろう。完全問題が進展するとか、参議院選挙で減税期待が強まるとか、好調な決算発表が相次ぐということでもないと上値の重い展開が続くだろう。空売りが減少すれば買戻し一巡となったものから売られることになりそうだ。

テクニカル分析

日経平均

改めて40,000円の上値の重さを確認することになった。40,000円を超えればさらに買われるのだろうが、上値の重さが嫌気されれば25日移動平均線までの調整はあるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。