「華僑」と「華人」の違いとは
社会科で習ったであろう、アジアのユダヤ人と呼ばれる「華僑」について解説する。まず、華僑とは、中国で生まれて外国で一旗揚げることを目的に国外移住をした人たちを指す。東南アジア出身の学生たちの中に、自分を「華僑」と言う人たちがいるが、実は中国生まれで外国に移住した本人以外は、華僑ではなく華人と呼ぶのが正式な呼び方である。
そんな彼らの中でも、富裕層が多いことで知られるタイ華僑の「金儲けの習慣」について今回は見てみよう。
タイ華僑の歴史
タイ華僑の直接的な祖先は、中国・明時代にアユタヤ朝との交流が盛んになったことにより、中国から移住した中国人だと言われている。中には政府の役人にとりたてられる華人もいて、トンブリ―朝時代にタークシンが華人初の王朝をたてるまでずっと華人に有利な風潮が続いた。
一般的に、タイに限らず華僑は同郷で固まって帮(ばん)というコミュニティーを作り、その中で生活する。それはタイでも同じで、トンブリ―朝をたてたタークシンも現地にある出身地の潮州コミュニティーを頼ったからだといわれている。
こうした歴史的背景から現在、タイ華僑は広東省潮州市出身者が大半を占めるといわれている。