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(写真=Thinkstock/Getty Images)

日経平均が一時2万円を超えるなど、勢いが衰えない日本の株式市場。トヨタ自動車 <7203>やファーストリティリング <9983>といった日本を代表する超大企業の業績や株価が注目を集めているが、それらの企業の他にも成長力を持つ企業は多数存在する。今回は業績良好な注目の中小型株を紹介したい。


①夢真ホールディングス <2362>

夢真ホールディングスは上場企業で唯一、建築技術者に特化した人材派遣事業を展開している。建築技術者は人材不足が深刻で、国土交通省の「平成27年2月から適用する公共工事設計労務単価について」によれば、全国の公共工事設計労務単価は平成12年度以来、約15年ぶりの高水準となっている。平成25年度以来、人材の需要に対して供給が追い付いておらず、労務単価が上昇を続けているのだ。

夢真ホールディングスはこの需要過多を背景に、順調に業績を伸ばしている。2012年9月期に1194百万円であった営業利益は、13年9月期に1,771百万円、14年9月期に2,951百万円を記録している。東京オリンピックや東北の復興等により、建築需要は当面高水準が維持されるため、同社の業績拡大はまだまだ続くと考えられる。


②エムスリー <2413>

エムスリーは医療従事者専門の情報サイトを運営し、世界で唯一無二のビジネスモデルを築いている。2015年度3月期の営業利益率は30%を超え、売上高も前年比40%超と、収益性、成長性共に高い成長企業だ。

エムスリーの主力事業は、製薬会社から医師へ、薬等の医療情報を提供するポータルサイト「MR君」の運営である。製薬会社はこれまでMRに多大な投資をして医師への営業活動を行ってきた。とりわけ、製薬企業の営業コストの約9割はMR関連費用が占めている (エムスリー決算説明会資料より)。

しかし、実際に医師が医療情報を収集するために最も多く使うのはインターネットであり、製薬会社がコストを投じている方法と医師が実際に使う手段に大きなギャップがあった。エムスリーは、製薬会社のMRが提供する医療情報ポータルサイトを運営することで、両者のギャップを埋めたのである。

医療業界にはIT化によって解決できる非効率がまだまだ存在しており、同社のサービスは大きな伸びしろがあるといえる。


③日本空港ビルデング <9706>

円安による訪日外国人増加の恩恵を受ける銘柄として注目されるのが、日本空港ビルデングである。同社は羽田空港をはじめ、成田、関空、中部といった日本の主要空港の施設運営、空港内の物品販売事業を展開している。15年3月期の売上高は前年比12.4%増、営業利益は同42.1%増を予想しており、2013年3月期より3年連続の増収増益を達成する見込みだ。

日本政府観光局の統計によると、2014年の訪日外国人数は約1,341万人となり、過去最高を記録した。背景には円安と、中国をはじめとしたアジア各国の所得水準の向上があると考えられる。街を歩いていても、秋葉原、原宿、新宿といった都心や、地方の観光地で外国人を見かける機会は多くなった。観光産業の発展は日本の国策でもあり、円安、原油価格の低位安定など、今後も良好な外部環境が続きそうなことから、更なる業績の伸長が期待できる。


④小糸製作所 <7276>

円安の追い風が続く日本の自動車業界において、とりわけ注目したいメーカーが小糸製作所だ。自動車照明で国内トップシェアを誇る同社は、海外でも大きな存在感を示している。同社の平成27年3月期第3四半期の決算では、中国における売上高が前年同期比24%増の1,317億円と、国内の業績に迫る伸びを示している。また、北米の売上高も前年同期比45.4%増の969億円と、高い伸びとなっている。

同社は日系自動車会社のみならず欧米の自動車会社にも照明を提供しており、どのメーカーが市場の勝者になっても利益を生む体制を作っている。昨今の円安傾向や北米、中国の自動車需要が大幅に落ち込まない限り、大きな期待ができる会社だろう。(ZUU online 編集部)

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