3.数多くある上で何を、どう選ぶか

これから利用する方であれば、住宅ローンは実は様々な借り方が出来ます。現在利用している方について不安を払しょくするための方法はいくつもあります。まず変動金利にオプションで割引がついている場合について考えてみましょう。ではそのオプションがなくなったらどうなるか。答えとしては、再度オプションを利用するか、そのまま変動金利を選ぶか、ということになります。ただし、実際にその時の金利がどうなっているのかはわかりません。相談すると将来金利が「〇%になった時の返済額例」をしめしてくれるはずですので、よく検討しましょう。固定金利型ローンについても、様々な金利が提示されていますので、参考にしてみてください。

いずれにしても、決めるポイントは、将来の金利がどうなるかをよく相談してみることです。現在すでに利用していて、まだローンのオプションの期間は残っているがこれからが不安だという方は、「他の会社の住宅ローンならどうなるんだろう?」と調べてみることをおすすめします。所謂借り換えです。借り換えを一度検討してみるだけでも、これまで漠然と支払っていたローンの仕組みがよくわかるようになります。また、現在は固定金利型でも借り換え可能な会社もあります。金利は常に変動していますので、ご一考ください。生活に合ったローンを選ぶのが一番であり、現状維持も一つの選択でしょう。


4.住宅ローンの審査について

さて、これから利用する方や他の会社のローンを検討なさる方でも共通しているのは、住宅ローンの審査で一番見られているのは、実はこれまでの信用情報と現在の仕事、および勤め先です。会社員であれば2~3年以上同じ企業に勤めているのが望ましく、親親戚の会社で働いている、および自営業であれば黒字が〇期続いている、ということがポイントになります。つまり、「ローンを利用する人の定期的な収入はどれだけ確かなことか」が問われているわけです。

そして、信用情報というのはとても幅広いものであり、例えばクレジットカードの支払い遅れが何年か前に一件あったというだけでも問題になることがあります。その基準はローンの会社によってそれぞれですが、お金の取り扱いについて慎重さが求められるということだけは認識しておくといいでしょう。

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