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国債よりリスキーで高利率な社債
【第1回】【第2回】では国債の魅力やリスク面について、【第3回】では、高リスクと引き換えに高いリターンを期待できる「仕組み債」について、ノックイン価格やリターンについて解説した。 【第4回】では国債を離れ、社債についてお伝えする。社債は国債などの債券に比べ利率が高いことが魅力であるが、元本を下回るリスクもついて回る。社債投資にまつわる4つのリスクを理解し、賢い投資判断に役立ててもらいたい。
社債の金利は1%を超えることもある
現在の銀行普通預金の金利は2018年11月現在0.01%前後、個人向け国債の最低保証金利が0.05%だ。この金利で思うように資金を殖やすのは無理がある。
そんななか今回紹介する「社債」は、1%超という実に魅力的な金利が設定されることもある投資商品だ。ただし、そこは市場経済。高金利は高リスクの裏返しでもある。今回は、そんな「社債」のリスクについて解説していきたい。