ウェアラブルデバイス
(写真=ZUU online編集部)

ウェアラブル技術についての講演やディスカッション、最新技術のデモンストレーションを行う「Wearable Tech Expo in Tokyo 2015」が東京・有明の東京ビッグサイトTFTホールで昨日に続き開催した。

同イベントの2日目となる8日の午前中には、SNSファウンダー・堀江貴文氏(元ライブドア社長)と脳科学者の中野信子氏、さらにはソフトバンクの人型ロボット・ペッパーを開発したロボット開発者の林要氏らで行うパネルディスカッションが実施した。

同パネル討論である人工知能とロボットをテーマに「AIとロボットのある社会、人の存在はこうなる」で堀江貴文氏、中野信子氏、林要氏らそれぞれの見解が披露。多角的に見方が展開された。

その中で一つの話題となったのは人間のロボットとの違いなどだった。林氏はその討論の一部で、は「人工知能は身体を持たない、身体性を持たないが故に、人間と全く一緒には発達していかず、役割がやはり違ってくる。そこで人間を超える超えないではなく、人間とは違う新しいツールとして出てくるのではないか」と言及。

他方で、堀江氏は、「ロボットも肢体性を持ってくるような気がしたんですよ」と発言。イギリスの監視カメラが相互につながっていることを引き合いに出しながら、全世界に張り巡らされたネットワークが目の役割を果たし得る可能性を同氏が指摘するなど、さまざまな角度から人工知能とロボットについての見解が披露された。

中野氏も、人自身の身体について、自分の体と他人の体の認知の区別さえも崩れ得ることを、「二人羽織」を例に挙げて紹介するなど、人間の意識の曖昧さを強調するなど、脳科学者ならではの視点から見解を述べた。

午後にはほかにも、「Kickstarterから量販店へ。スマートガーデニングシステム“EDYN”が実現する菜園イノベーション」をテーマにした「農業IT」についての講演や、アジア地域でのIoTについてディスカッションするパネル討論「日本・アジアが活きるIoT戦略とその未来」などが開催予定となっている。

さらには、「アジアにおけるウェアラブルのビジネスチャンス」、韓国生まれのITジャーナリストである趙章恩(チョウ チャンウン)氏による「独走する韓国のIoT化とグローバル戦略」などの講演を行う予定だ。(ZUU online 編集部)

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