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(画像=PIXTA)
ピーターリンチの投資哲学に迫る
ウォーレンバフェットと並ぶ伝説の投資家の一人であるピーターリンチ氏。資産を777倍にした逸話を持ち、多くの投資家から羨望を集める。本連載では、そんなピーターリンチ氏が著作の中で語った投資先選定に関する13のポイントについて、一つずつ掘り下げていく。
【第1回】は「社名によるフィルタリング」である。リンチ氏は馬鹿げた社名の企業は狙い目であるといいます。その言葉の裏に隠されたロジックとセンテンスを紐解く。
面白みのない社名は買い?
ピーター・リンチ氏は、運用したファンドの資産を13年間で777倍にした伝説を持つ稀代の投資家である。今やウォーレン・バフェットと並び称せられるほど有名な存在で、世界的にも高い評価を得ている。リンチは自著「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で投資対象企業選びの13のポイントをわかりやすく説明している。その筆頭にくるのが「面白みのない、または馬鹿げている社名」というテーマである。これはいったいどういうことを示しているのだろうか? 今回はその意味を深堀りしてみる。