日本政府観光局(JNTO)は21日、9月の訪日外国人客数を発表した。訪日外国人客数は前年同月比46.7%増の161万人となり、9月としての過去最高を更新。1~9月でも1448万人に達し、通年で過去最高だった昨年の1341万人を早くも上回った。

発表によると、9月はアジア地域を中心に休日が多い中、特に中国で長期休暇が取りやすい取得しやすい日並びになったことから需要を喚起。為替の円安基調や査証(ビザ)の発給要件緩和の効果もあることから、訪日外客数の増加につながった。

地域別では、韓国や中国、台湾、香港などで9月としての過去最高を更新。東南アジアでもベトナムやインドなどで、欧米地域でもアメリカやイギリス、カナダなどで9月としての過去最高を更新するなど、訪日観光客数が伸びた。

10月の見通しとしては、中国やフィリピン、韓国で休暇が取りやすい日並びとなっており、引き続き順調な需要増加が期待できるという。

また、観光庁が同日発表した7~9月の訪日外国人消費動向調査によると、旅行消費額は前年同期比81.8%増の1兆9億円となり、四半期として初めて1兆円を突破した。特に人数が増えている中国からの訪日客消費は4660億円で2.5倍となった。 (ZUU online 編集部)

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