元祖女性株式評論家
(画像=Thinkstock/Getty Images)

株を売買するタイミングは難しい。株式投資の基本でありながら、最も悩ましいことではないだろうか。 第6回目は、前回から引き続き「カレンダー投資」がテーマだ。 カレンダー投資は株主優待と配当を受け取りながら、株を売買するタイミングも学ぶことができると元祖女性株式評論家の木村氏は言う。そのようなことが本当に可能なのか。

この記事では楽しみながら学べる「カレンダー投資」の本質に迫っていきたいと思う。

目次

  1. 木村佳子の「元祖カレンダー投資入門」(3)
  2. せっかく値上がりしても売りそびれてしまう心理
  3. 保有している間にインカムをたっぷりもらう投資法とは
  4. 配当や優待を毎月獲得してトータルで運用利益を追求する
  5. 株式市場は物事を先取りして動く
  6. カレンダー投資を楽しみながら売買のタイミングを学ぶ
  7. 高額優待品を狙ってはいけない理由
  8. 下げたときに大損しにくいカレンダー投資

木村佳子の「元祖カレンダー投資入門」(3)

「株の売り時、買い時がイマイチよくわからない」 そんな投資家が株ブームのときに株式投資を始め「材料に飛びついて買い、利益確定の機会もないまま、株保有」。いつか売ろうと待ち構えていたら、暴落に巻き込まれ、投資する前より資産を減らしていた……こんな残念な結果に陥らないようにと考案されたのがカレンダー投資法です。

カレンダー投資は言い換えると「株の売買タイミングで悩まない投資法」「買う、売るを決断、実行しやすい投資法」です。

せっかく値上がりしても売りそびれてしまう心理

株を買えば自分の買値より高く売りたいのが人情です。しかし、株価が上がってくると、嬉しくて、いつまでもその嬉しい状態を楽しみたくなるのが個人投資家の気持ちでしょう。個人投資家は値上がりで幸せを感じる脳内物質に酔い、判断を誤ることが多いものです。

「どこまで上がるだろう?」「どこまでいい気分を味わっていられるだろう?」と値段ばかり気になり、適正価格で売ることを忘れてしまいます。

そうこうするうちに、利益確定をする他の投資家の動きが加速。すると、どんないい株でも値下がりしてしまいます。売りそびれた人は買値トントンか買値を下回る事態にも見舞われます。そこでやっと我に返るのですが、時すでに遅し。

大きな含み損を抱え、もはや売るに売れなくなっています。 売れば大損が確定するから売れないのです。

保有している間にインカムをたっぷりもらう投資法とは