カードローン
(写真=PIXTA)

カードローンの審査は、大手消費者金融であれば、最短30分などのスピード審査を実現している。「お金を貸しても大丈夫な人かどうか」の審査をどのように30分という短い時間で行っているのだろうか。 それは、個人の与信取引の蓄積情報である信用情報が大きく関係している。カードローン審査と信用情報の関係について解説していく。

目次

  1. 「スコアリングシステム」を使用
  2. 他社からの借入金額や件数、返済履歴が最重要
  3. 消費者金融のカードローンは総量規制対象

「スコアリングシステム」を使用

カードローンやキャッシングの申し込みは数が多く、与信担当者による判断のばらつきを防ぐ必要がある。そこで申し込み時に記載された各種の情報を自動的に点数化(スコアリング)して与信判断するスコアリングシステムが用いられている。 スコアリングによって、公平で素早い審査を実現することができる。

スコアリングの対象となる具体的な項目や、スコアリングの方法などは、ローン会社ごとに異なる。また、貸倒れの実績データなどを元に随時変更・精緻化されているため、どこのローン会社でどのようなスコアリングが行われているかは正確には分からないが、一般的には次のように行われている。

他社からの借入金額や件数、返済履歴が最重要

最も重視される情報は、他社からの借入金額や件数、過去の返済履歴だ。当然のことながら、他社からの借入金額や件数は少ないほど良い点数となりやすい。過去の返済履歴は、期日にしっかり返済しているほど、また最終的に完済しているほど、良い点数となりやすい。信用情報機関に対し借り入れの状況に対する照合が行われるので、他社借入などに関して虚偽の申告をしている場合や過去に自己破産の記録がある場合などには、スコアリング審査に通過できない仕組みとなっている。

申込時に申告する内容には、勤務先や勤続年数、雇用形態、保険種類などを入力する欄がある。勤務先は公務員や大手企業など安定しているほど良い点数となりやすい。勤続年数は、長いほど良い点数となりやすい。雇用形態は、正社員のほうが非正規社員と比べ良い点数となりやすい。保険種類は、社会保険や組合保険、共済保険など勤務先から発行されるもののほうが、国民健康保険より良い点数となる。

消費者金融のカードローンは総量規制対象