カードローン,キャッシング,消費者金融
(写真=PIXTA)

目次

  1. はじめに
  2. どちらも銀行、信販、消費者金融が取り扱い
  3. 1つ目の違いは「利用額」
  4. 2つ目の違いは「利息」

はじめに

手軽にお金を借りることを「キャッシングする」ということは多い。 キャッシングとカードローンは別の借入方法だということをご存知だろうか。「お金がいつ必要なのか」「どのくらいのコストで資金を調達したいのか」によってカードローンとキャッシングは使い分ける必要がある。 キャッシングとカードローンの違いについて解説していく。

どちらも銀行、信販、消費者金融が取り扱い

キャッシングもカードローンも、どちらも端的に言えば「現金が借りられる」サービスだ。申し込んで審査に通れば、窓口やATMでお金を借りることができる。そして期日までに、借入金に利息を足した金額が口座から引き落とされたり、指定口座に振り込んだりすることで返済できる仕組みだ。

どちらも「銀行」「信販(クレジットカード会社)」「消費者金融」の3業界が取り扱っている。その違いは何だろう。キャッシングはクレジットカードのキャッシング枠を利用すること、カードローンは銀行や消費者金融とカードローン契約を締結することだ。

1つ目の違いは「利用額」

まず大きな違いは、借り入れの上限額だ。カードローンはキャッシングよりも高額融資に対応できるとされている。みずほ銀行カードローンは1000万円、三井住友銀行カードローンは800万円が上限。消費者金融も追随し、プロミスは500万円、アコム、アイフルなどは800万円まで対応している。

なお消費者金融には年収の3分の1までしか借りることができない「総量規制」が適応されるため、500万円借りるには年収が1500万円以上ないといけない。一方のキャッシングは、メガバンク3行のクレジットカードともに上限は最大300万円。その中でもみずほ銀行はゴールドカード保持者以外は80万円となり、カードローンとの差が激しい。

借入残高が300万円の場合、月々の返済金額は35000円。残高が50万円を切ると、支払いは月1万円ずつになる。つまり返済期間は120カ月。長期の支払いになるため、必然的に借り入れの総額も上げられるというわけだ。利用者にとっては、毎月の返済額が抑えられるため負担が少なくなるが、返済期間が長期化することで(利息総額)がかさんでしまうこともある。 また、銀行カードローンは総量規制対象外だが、銀行傘下の信販会社が発行するクレジットカードのキャッシング枠は総量規制対象になるということも理由の1つだ。

2つ目の違いは「利息」

絶対に見逃してはいけない違いが「利率」だ。基本的にキャッシングはカードローンと比べて利率は高めになっている。三井住友銀行カードローンの利子は年率4.0%(700万円超)~14.5%(100万円以下)なのに対し、キャッシングの分割払いは18%。プラチナ、ゴールド、プライム会員の優遇を受けても15%だ。三菱UFJ銀行もカードローンは4.6%(400万円超)~14.6%(100万円以下)で、キャッシングは14.5%だ。

この理由も、カードローンが長期返済を前提にしたものであるからだろう。金額が大きくなりやすいため全体として審査が厳しい傾向にあり、貸し倒れリスクがキャッシングに比べて低いということも反映されているといわれている。キャッシングは少額での利用が多いため利用者の裾野が広く、その分返済遅延者の数も多くなってしまうという面もある。 キャッシングは金利が高いが、すでに手元に持っているクレジットカードにキャッシング枠をつければすぐにお金を借りることができる。一方、カードローンは申込からカード発行までにいくつかの面倒な手続きが必要になる。

消費者金融のカードローンであれば申込日当日に融資を受けることができるが、それでも契約手続きは比較的煩雑だ。

金利の低いカードローンを利用するか、手続きが簡単なキャッシングを利用するか、用途に応じて適切に使いわけたい。(ZUU online 編集部)