(写真=PIXTA)
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おはようございます。4月と言うのにいっこうに暖かくならず、株式市場も冴えない展開が続いています。先物主導で売り叩かれた後、動けなくなったという感じですが、先物にまとまった売りがでなければ買い直されて戻るのではないかと思います。

昨年8月、9月や今年の1月、2月の動きとは違い、「リスク回避」と言う感じではないと思いますので、ここから大きく下落するというよりは1万6000円水準での底堅さを確認、為替も111円を割り込まないことが確認されれば、一気に戻す場面も出てきそうです。経済対策などにも期待です。

米国離れと言う感じで冴えない展開が続いています。夜間取引の日経平均先物も引き続き円高を嫌気して売られていることから、売り先行となりそうです。ただ売り飽き気分も出て来るところでもあり、先物にまとまった売りが出てこなければ、逆に買い戻しを急ぐ動きも出て来そうです。悲観的な見方が強いだけに、買戻しなどで指数が押し上げられると加速されることもありそうです。

為替に影響の少ない小型銘柄などが物色されそうです。日経平均は1万6000円を保てるかどうかと言うことになりそうですが、1万6000円を意識するところでは売り難さも見られ、先物の動き次第と言うことになりそうです。今期業績に対する懸念が根強いので戻りも鈍くなりそうです。

本日の投資戦略

いっこうに下げ止まらない感じで、昨年8月、9月や今年の1月、2月の下落相場を懸念する向きも多いようです。ただ、そうだとしても大きく下落したところから反発となっているわけで、ここで損失が出たとしても反発局面でしっかりと儲ければ何ら問題はないということでしょう。

今朝の新聞でHTF(超高速売買)が1237勝1敗と言うことが出ていましたが、基本的にHFTは勝てる勝負しかしないわけですから、自分としては1敗のほうがちょっと気になりました。と言うことは「機械相手では勝てない」と言うことではなく、機械相手でも勝つことはできるということだと思います。もちろん勝敗だけでなく、その時々の資金管理などもあり、機械と勝負をするのではなく、機械は機械、人間は人間の役割を果たすということでしっかり利益を上げることができると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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