(写真=PIXTA)
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おはようございます。円高がいっこうに止まりません。割安感が出ている銘柄も多くなってきているのですが、「これから業績や景気が悪くなる」と言う不安が大きく下押し要因となっているものと思います。下落しているとき、業績が落ち込むのではないかと思う時には必ず「行き過ぎ」と言うことがあるものと思いますが、そろそろ「陰極まれば……」と言うことになると思います。

割安銘柄も多くなっています。割安と言っても将来の割安ではないわけですが、円高も多分に投機的な要素が大きく、円を買っていれば儲かるから買っているだけと言うことなのだと思います。円を買っている向きもどこで反転するかと思っているところもあると思いますし、ここまで来たら過度に悲観してもしょうがなく、買いたい銘柄が安く買えるチャンスとして見て行くのも一手です。2月のようにSQでの底値を期待したいところです。

円高が止まらず夜間取引やシカゴ市場(CME)で日経平均先物が大きく売られていることから本日の日本市場も売り先行となりそうです。昨日の反発でいったん下げ止まったかと思ったのですが、再度売り直されそうです。特に売り急ぐ材料があるということでもないのですが、センチメントが完全に下向いたままの週末と言うことで売り急ぐ動きも出て来そうです。

1万5500円水準で下げ止まるかどうかと言う雰囲気になって来ました。昨日は一気に1万6000円水準まで戻すかと思ったのですが、逆に下に振らされそうです。それでもさすがに1万5500円を割り込むところでは買戻しも入ると思われ、底型が見られるかどうかと言うところです。為替次第と言う感じもありますが、為替介入期待や追加緩和期待から売り難さも出て来そうです。当面は1万5500円を中心に底値固めとなるか、一気に1万6000円水準まで戻す場面もありそうです。

本日の投資戦略

昨日はさすがに円高が止まらなかったのですが先物の買戻しなども入って反発となりました。ただ、さらに円高が強烈に進んで夜間取引などで日経平均先物が売られていることや昨日の引け後に日経平均に影響の大きな銘柄の業績発表が悪かったことなどから下値を試す動きになりそうです。オプションSQ(特別清算指数)算出日と言うことで、寄り付きの売り買いが一巡としたあとしっかりと買いが入れば良いのですが、売り急ぐ動きに追随することになると週末と言うことでもあり、大きな下げとなりそうです。

世界同時株安と言うことになりました。日欧では金融緩和も続いており、米国でも利上げが見送られているわけですから世界的に「金余り」と言う状況には変わりないはずなのですが、信用収縮=リスク回避の動きとなっています。はっきりと見えているリスクではなく、「パナマ文書」などに見られるような、漠然とした不安からのリスクなので、「嘘から出た誠」にならなければ、早晩急反発となってくると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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