花粉症関連銘柄
(写真=PIXTA)

2017年もいよいよ本格的な花粉の季節が迫ってきた。日本気象協会が2017年2月14日に発表した2017年春の花粉飛散予測(第4報)によると、2017年は九州・四国・近畿・東海地方で花粉が非常に多く、中国地方でも多く飛散する見込みだとしている。

花粉症の皆さんの花粉対策は既に万全だろうか。今回は株式市場の花粉対策として、花粉症関連銘柄を紹介する。

花粉症関連銘柄マスク編

花粉症対策の筆頭に挙げられるのが、マスクではないだろうか。花粉症の時期になると街中で多くのマスク姿の人を見かけることからも、その需要は高いと考えられる。まずはマスクに強みを持つ銘柄を紹介する。

1. ダイワボウHD <3107>

紡績大手のダイワボウHDは「アレルキャッチャーマスク」を製造している。このマスクはPM2.5や花粉、ウイルス対策に有効なマスクで、中でも花粉に関しては粒子を99%カットできるとしており、同社の花粉対策の主力商品となっている。

2. シキボウ <3109>

紡績の名門で、豊富な不動産資産を活用し、財務改善を進めながら航空機向けを含む機能材などの育成にも取り組むシキボウでは「フルテクトマスク」を製造している。このマスクは花粉対策だけでなく、紡績の名門として肌触りや耳へのかけ心地にもこだわっている商品だ。

3. ユニ・チャーム <8113>

生理用品や幼児・大人用紙おむつでトップを誇るユニ・チャームは、ペットケア用品や、中国を軸としたアジア展開にも強みを持っている。同社は花粉症対策商品として「超立体マスク」の製造をおこなっている。

このマスクはウイルス飛沫や花粉、PM2.5対策として有効。顔にピッタリフィットする超立体構造となっており、スキマを作らず、ウイルス飛沫や花粉が侵入することを遮断できる商品として販売されている。

4. 川本産業 <3604>

ガーゼなどの医療用衛生材料最大手としても有名な川本産業が製造しているのが「サージカルマスク」だ。このマスクは医療用衛生材料最大手の同社の強みを生かし、医療現場から生まれた信頼を売りの一つとしている。また、日本製であることもセールスポイントとなっている。

花粉症関連銘柄 内服薬編

花粉症対策としてマスクは当然だが、24時間常にマスクを付けているわけにはいかない。マスクを外す食事の際など、わずかな時間でも花粉は侵入してくる。その為、マスク以外にも内服薬で花粉症の症状を軽減させる方法を取る人も多い。次は花粉症対策の内服薬を取り扱っている銘柄を紹介する。

5. 久光製薬 <4530>

貼る鎮痛消炎剤ではトップシェアを誇り、医療用シェアの5割を占めている久光製薬は、花粉やハウスダストによる鼻みずや鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状に効果を発揮する「アレグラ」を発売している。眠くなりにくいアレルギー専用鼻炎薬というのがセールスポイントで、人気を博している。

6. 協和発酵キリン <4151>

医薬品やバイオが主力の協和発酵キリンでは、アレルギー性疾患の治療に広く用いられている「アレロック」という錠剤を販売している。その他にも同社では点眼液として「パタノール」も販売している。

7. 大日本住友製薬 <4506>

住友化学 <4005> 傘下の医療用医薬品準大手の大日本住友製薬では、持続性抗アレルギー剤「エバステル」を発売。水なしでも服用できるため、人気を集めている。その他にも点鼻液「スカイロン」なども販売している。

花粉症関連銘柄 点眼薬編

花粉症対策として点眼薬も有効だ。次は花粉症対策用点眼薬に強みをもつ銘柄を紹介する。

8. ロート製薬 <4527>

一般用医薬品の目薬で世界首位を誇るロート製薬では、点眼液「アルガード」を発売している。点眼液以外にも内服薬や点鼻薬、マスクなど、さまざまな商品に「アルガード」のブランドを冠し、花粉症対策関連商品を展開している。

9. 小林製薬 <4967>

芳香消臭剤が首位という強みがあり、家庭用品製造販売が主軸の小林製薬では、洗眼薬ブランド「アイボン」を展開している。「アイボン」シリーズの中でも花粉対策に特化した商品として「アイボンAL」を発売している。

10. 参天製薬 <4536>

眼科用医薬品首位の参天製薬では一般用目薬「サンテ」ブランドを展開している。花粉などのアレルギー対策に特化した商品として「サンテAL」なども発売している。

花粉症関連銘柄 その他編

マスク、内服薬、点眼液以外にも花粉対策関連銘柄は存在する。その一部をご紹介しよう。

11. シャープ <6753>

電機大手のシャープでは空気清浄器「プラズマクラスター」を発売している。この商品は、累計出荷台数が6000万台を超えるヒット商品となっており、花粉やハウスダストがカーテンやソファなどに付着するのを防ぐ効果がある。

12. ジェイアイエヌ <3046>

「ジンズ」ブランドなどの眼鏡の販売を手掛けるジェイアイエヌでは、花粉対策眼鏡を発売している。花粉を最大98%カットできるといい、花粉症対策の新たな方法として注目を集めている。

今回は花粉症関連銘柄を紹介したが、株式市場の花粉症対策はこれで万全だろうか。株式市場だけでなく、実際の花粉症対策もお忘れなく。(ZUU online 編集部)

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