ハイエース,トヨタ,プリウス,盗難
(画像=TOYOTA Webサイトより)

トヨタのワンボックスカーハイエースが人気だ。本来の用途である宅配などの商用車として使われているのはもちろん、キャンピングカーなどの趣味系の用途の乗用車としても広く利用されている。その人気ぶりゆえ、2007年から自動車盗難件数の1位、2位を争っていることでも知られるが、専門誌やWebサイトも登場し、ますます活況を呈している。

幅広いユーザーターゲット

ハイエースの一番の魅力は、カスタムしやすさにあるといえよう。車高を落として、全体を黒でまとめたようなワル仕様から、キャンピングカーとしての機能を高めたもの、自転車やサーフボードなど、アクティブなシーンで活躍できるものまで、ハイエースのカスタム傾向はさまざまだ。

そうなるとハイエースのカスタムと一口に言ってもユーザー層はまったく異なるため、専門の雑誌、Webサイト、SNSでも棲み分けがなされていることが多かったが、ハイエース専門のカスタム情報サイト「Fun Cars」では、総合的にハイエースのカスタムについて知ることができるのが特徴だ。

先頃クルマ・ポータルサイト「グーネット」と連携し、ハイエースの中古車・新車選び機能をスタートさせたばかりだ。ハイエースのボディ選びから好みによるカスタマイズまですべて網羅でき、ファンには便利なサイトとなった。

オートサロンでも人気車種

1月に幕張メッセで行われた東京オートサロンでは、国内最大のカスタマイズカーのショートあって、30ショップほどでハイエースの展示が行われていた。

FLEX(フレックス)などハイエースの専門ショップのみならず、トヨタグループのTRD(トヨタテクノクラフト)や、カーナビで有名なパイオニアのブースでも、ハイエースのカスタマイズカーが置かれていたことは、人気ぶりを物語っていたといえよう。

ホイールやエアロパーツなど外装はもちろん、シートを総レザーにするなど、ゴージャスな内装にしたコンプリートカーや、レース仕様、釣りやサーフィンに出かけるためのカスタマイズなど、ベース車両がハイエースだったことを忘れてしまうような個性の高さであった。なかでも、ブルーグリーンとホワイト、白木を組み合わせ、シンプルモダンなコンセプトカーを出展したADDSET(アドセット)は、新たな方向性を提案しとても目立つハイエースとなっていた。

趣味や遊びでハイエースをカスタマイズするだけではなく、本来の商用車としての機能を高めたものもあった。UIVEHICLE(ユーアイビークル)では、重い荷物も楽に詰め込める、最大300kg積載可能なスライドフロアやツールボックスによって、荷室を効率よく使えるような工夫がなされていた。

このように多種多様なカスタマイズができるハイエースの市場は、固定ファンがいる上に裾野が広い。カスタマイズと言っても一台一台のお金の掛け方は違ってくるがハイエースを持っている人にとっては1枚ステッカーを貼っただけでも自分仕様の一台になったという気分になるのではないだろうか。

快適性能と盗難対策

初代ハイエースが生まれたのは1967年と今から 半世紀ほど前にさかのぼる。現行は2004年に登場したH200系の5代目となり、2016年6月にマイナーチェンジを行っている。車両の安定性を確保するヴィークルスタビリティコントロール、トラクションコントロールや急な坂道での発進時に車両のずり落ちを一定時間抑える、ヒルスタートアシストコントロール、急ブレーキ時にハザードランプを点滅させ、後続車に注意を促す「緊急ブレーキシグナル」をワゴンとコミューターに標準装備。安全性に配慮している 。そのほか、アクセサリーソケット(DC12V・120W)を全車に標準装備した。

ディーゼルエンジンのモデルでは、2.5リッターから3.0リッターに排気量がアップし、旧型よりも動力性能が向上しているほか、さらに排ガス浄化装置などで環境性能も高められている。

ワイヤレスドアロックアンドスマートコントロールを全車に標準装備し、もっとも人気のグレード、スーパーGLでは、スマートリンエントリーアンドスタートシステムメーカーオプションで選択もできる。ほかにも、オートエアコンが標準装備され、より快適な室内空間となるなど、ノア/ヴォクシーやアルファード/ヴェルファイアなどのミニバンが持つ使い勝手の良さが実現されている。

そしてハイエースといえば、その人気がゆえに、2007年から自動車盗難件数の1位、2位をプリウスと争っているという、嬉しくないランキングもついている。だが、新型では、盗難防止に役立つイモビライザーシステムを全車に標準装備し、対策がとられている。だが、保管場所やロックシステムを別途取り付けるなど、さらなる盗難防止対策をとるオーナーもたくさんいると思われる。カスタマイズの楽しさは十二分にあるが、人気車ゆえの悩みもつきない。(高橋大介、モータージャーナリスト)

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