ブランド戦略の調査機関・米BAVコンサルティングとペンシルバニア大学ウォートンスクール(Wharton School)が、世界4つの地域、合計80ヶ国に関係する2万1000人を対象にアンケート調査を実施、「退職した後に余暇を過ごしたい国ランキング」を2017年3月7日に発表した。

余暇=リゾート地というイメージがリンクする中、首位を独占したのは、南半球に位置する、あのネイチャー・ランド2国であった。リタイア後はテクノロジーに囲まれた生活におさらばして、大自然の息吹を存分に味わいたい……そんな思いが伝わってくるような結果である。

退職後,住みたい国
(写真=PIXTA)

5位 ポルトガル

――お隣はスペイン、美味しい食事とおだやかな海のある国

2016年は16位だったポルトガル。2017年は9ランクのジャンプアップを果たし5位に浮上した。ユーラシア大陸のイベリア半島に位置し、近年、ヨーロッパで人気が高まっている穴場の国である。首都のリスボンは坂道が多く、トラムが行き来する情緒ある光景が楽しめる。

ポルトガルを象徴する「アズレ―ジョ」はタイル張りの建築様式で、街中でよく見かけるエキゾチックな芸術作品だ。シントラのペーナ宮殿はゴシックやイスラム建築がミックスされたカラフルな宮殿で世界遺産に登録されている。

ポルトガル料理にも注目だ。干しタラ(バカリャウ)を使った料理が豊富なので、リタイア後のヘルシーな食生活も容易に想像できそうである。

年間を通して温暖な気候であり、ヨーロッパ諸国の中でも物価が安いということも魅力的だ。アンケート調査ではポルトガル人は他人に対し優しく親切であると高評価であった。公用語はポルトガル語で公共の場でも英語は通じにくいが、必要以上に看過されず静かに過ごしたいというリタイア層には最高の場所であろう。

4位 カナダ