連載「1億2000万人プライベートカンパニー化」計画
石川 貴康(いしかわ・たかやす)
本業は企業改革のコンサルタントで、不動産投資家としての顔も。現在、個人事業、複数の法人あわせて15棟のマンション・アパート、10戸建て、8借地を持つ。本業についての著作も多数。著書に『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』『サラリーマンは自宅を買うな』 (ともに東洋経済新報社)、『サラリーマン「ダブル収入」実現法』『100円ちゃりんちゃりん投資』(ともにプレジデント社)などがある。
3つの「お金の貯水池」は「課税所得」「可処分所得」「余裕資金」
サラリーマンは税金・社会保険料が天引きされます。自分の収入をほとんどコントロールできない仕組みになっています。そこで、お金をコントロールし、残し、活用する仕組みとして、プライベートカンパニーを活用したいとろです。プライベートカンパニーでは、3つの「お金の貯水池」として「課税所得」「可処分所得」「余裕資金」を識別し、お金の流れをコントロールして、最後の「余裕資金」を最大化することができるのです。
しかし、いきなりプライベートカンパニーの話に入る前に、大まかに「課税所得」「可処分所得」「余裕資金」の概要と計算の順序を把握しましょう。サラリーマンでもこれら3つの構造は同じですから、サラリーマン収入の例で説明します。