(本記事は、副業アカデミーの著書『このまま会社にいるしかないの?と思っている人に死ぬまで食いっぱぐれない方法をシェアしちゃうよ。』SBクリエイティブ、2019年1月22日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

●登場人物

・副業アカデミー代表の小林さん:モットーは、収入の柱を増やし人生を選べるようになっていくこと

・サラリーマンの中村くん:イベント企画会社で働いている28歳で両親と同居。仕事はそこそこ忙しく、残業もあるが、その割にはサラリーが上がらないのが悩み

・梅田潤さん:副業で中国から仕入れた商品を日本のアマゾンで販売するビジネスを始め、独立。月収100万円超えの実績を持つ

少額資金で始められるのが魅力!中国輸入ビジネス

このまま会社にいるしかないの?と思っている人に死ぬまで食いっぱぐれない方法をシェアしちゃうよ。
(画像=aslysun / Shutterstock.com)

ある日のセミナー終了後に、梅田さんを中村くんに紹介しました。

梅田:「中村くんは、“アマゾン輸入”というビジネスを知っていますか?」

中村:「海外から輸入した商品を日本のアマゾンで販売するビジネスですね。それで梅田さんは中国に限定して輸入を行っているんですか?」

梅田:「そうです。私が行っているのは、中国輸入ビジネスです。『アリババ』や『タオバオ』から商品を仕入れ、アマゾンで販売しています」

中村:「中国に限定しているのはなぜですか?」

梅田:「理由はなんといっても、安く仕入れることができ、利益率が高いからです。中国製の商品は1点あたり数百円から数千円です。ですから、5万円もあればかなりの量を仕入れることができます。つまり、少額の資金で始められるのです。利益率は60?70%、さらには80%、なんと90%という商品さえあります。そして継続的な販売が可能です。継続的というのは数個販売したら、商品が尽きてしまうのではなく、売れる商品が見つかったら販売し続けることができるほど、多くの商品量があるということです。小資金でスタートできる、利益率が高い、継続して販売できる。この3つが中国輸入ビジネスの魅力です」

中村:「中国からの輸入だとニセモノとか不良品とか、ちょっと心配なんですが……?」

梅田:「ニセモノを防ぐには、そもそも“ノーブランド”を扱うことです。不良品に関しては、ある程度は出るものだと覚悟してください。ある商品を10個注文したら、上の1個だけ商品が入っていて、あとの9個は中身がカラだったこともありますよ」

中村:「そんなの詐欺じゃないですか!返品できないんですか?」

梅田:「確かに、詐欺ですね。返品ですが、中国の商取引の習慣で、返品する際には送料は買い手が負担することが多いのです。たとえ不良品でも。だから、日本に届いたら、もう、返すに返せない。泣き寝入りです。あきらめるしかないんです」

中村:「どうしようもないなんて、ひどいなあ。不良品をつかまないためにはどうすればいいんでしょう?」

購入代行業者をビジネスのサポーターに

梅田:「不良品うんぬんの前に、そもそもどうやって中国から商品を仕入れるか、わかりますか?」

中村:「言われてみれば、そうですよね。ボクは『アリババ』と『タオバオ』のサイトを見ただけで、日本に輸入することまで考えていませんでした」

梅田:「中国から商品を輸入する方法は、自分で行う、購入代行業者に任せるという2つの方法があります。自分で行う方法ですが、最初に『アリババ』と『タオバオ』のアカウントを取得して、現地中国の銀行口座を開かなくてはいけません。そして、商品を購入したら、ショップから自宅までの配送手配、税関の手続きも必要ですから、これらをすべて自分で行うことになります」

中村:「そんなの、ボクには無理です!あきらめます」

梅田:「ちょっと待って。ここであきらめちゃダメ」

中村:「勉強しろっていうんですか?」

梅田:「ははは。そんなことは言いません。購入代行業者に頼めばいいんです。商品の購入から配送、通関まですべての手続きを代行してくれる業者です」

中村:「そんな便利な業者さんがあるんですか?」

梅田:「そうなんです。基本的な流れをざっと説明しましょう。ほとんどの代行業者は、日本と中国の両国に事務所を構えています。中村くんが『タオバオ』で買いたいモノを見つけたら、日本にいる代行業者に注文を出す。代行業者がそれを確認して中国にいるスタッフに購入を指示、スタッフが買い付けて商品を日本の代行業者の事務所に配送、事務所から中村くんが指定した場所へ商品を納品してくれる。こういう流れになります」

中村:「ボクは代行業者に注文を出せばいいだけですか?」

梅田:「そうです。簡単でしょ!」

中村:「日本語でいいんですか?支払いは日本円で大丈夫?」

梅田:「代行業者は日本人が運営しているところが多いですし、中国人スタッフでも日本語が通じるところがほとんどです。決済は日本円です。代行業者には商品代金のほかに、さまざまな手数料、送料などを支払います。自分一人ですべてを処理する手間や煩雑さを考えると、手数料など多少の費用はかかっても購入代行業者を利用したほうがいいと思います」

中村:「確かに!自分で中国語を勉強して輸入するなんて無理っす」

梅田:「それに、しっかりした業者だと簡単な検品もしてくれるんですよ。私はCiLEL(シーレル)という代行業者を利用しています。ここは簡易検品をしてくれて、不良品が出たら知らせてくれるんです。たとえば『箱がつぶれていますが、箱だけ手配しましょうか?』とか、写真を送ってくれて『返品しましょうか?』とか、不良品をどう処理するか、こちらの意向を確認して、必要なら相手と交渉もしてくれます。ですから、とても安心なんです」

中村:「購入代行業者はビジネスパートナーですね」

梅田:「その通り。それだけに、しっかりしたところを選んでほしいです」

梅田:「『商品原価+1400円』で設定してみてください。仮に、商品の販売価格を2500円とした場合、アマゾンとFBAの手数料、国際送料などの経費を足すと、1400円ぐらいになります。それで商品原価に1400円をプラスする感じです。小物で送料が抑えられそうな場合は『+1000円』という感じです」

中村:「ええと、アマゾンの販売価格が3000円だとしたら、1400円を引いて1600円が仕入れの上限価格なんですね」

梅田:「そうです。1元を約16円とすると、1600円は100元ほどになります」

中村:「検索キーワード、上限価格……そのほか、気をつけたほうがいいことは何ですか?」

梅田:「最後に、そのショップの評価に注意してください。評価はハート、ダイヤ、王冠マークで示され、それぞれが5段階評価になっています。買い手からの評価が上がるにつれて、ハート、ダイヤ、王冠とステップアップしていく仕組みです。ハートひとつでは、価格は安くても不良品率が高いかもしれません。ダイヤマーク2つ以上のショップから仕入れましょう」

中村:「お店の評価は、中国語ができなくても、マークで判断できますね」

梅田:「あと、グーグルの画像検索で、見つけた商品と同じモノを探すのも手です」

このまま会社にいるしかないの?と思っている人に死ぬまで食いっぱぐれない方法をシェアしちゃうよ。
副業アカデミー(ふくぎょうあかでみー)
サラリーマンが本業と両立しながら、株式投資、不動産投資、FX、物販、Uber Eats、フォトグラファー、ライティング(執筆)などで収入を増やすためのサポートを行う。「収入の柱を増やし、人生を選べるようになっていく」ことを理念に活動する。

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