印紙税について

不動産を購入した場合、売買契約書を交わしますが、この売買契約書には、印紙税がかかります。契約書には、副本・写しがありますが、これらにも印紙税が課税され、金額は売買契約により決定します。契約金額が、500万円以下の場合、2,000円、500万円を超えると段階的に上がっていきますが、例えば5,000万円の契約金額の場合は、15,000円となります。


登録免許税について

不動産を購入して登記を受ける場合には、登録免許税がかかります。この登記には、所有権を最初に不動産登記記録に登録する所有権保存登記、所有権を移転する所有権移転登記、ローンの融資を受けた時に金融機関の抵当権を設定する抵当権設定登記があります。また、登録免許税の課税標準は、実際に取引された価格ではなく、固定資産課税台帳登録価格によります。


買い換えの場合の税金について

買い換えによって、不動産を購入した場合、仕組みが複雑なので簡単に確認します。買い換えの場合、パターンが2つあります。以前に住んでいた住宅の売却金額より、新しく購入した住宅の金額のほうが高い場合、売却がなかったものとし税金はかかりません。一方、以前に住んでいた住宅の売却金額より、新しく購入した住宅の金額のほうが低い場合、売却金額から購入した住宅の金額を差し引いた金額に税金がかかります。また、以前住んでいた住宅の売却金額が、購入時より低い場合には売却損が発生します。このとき、新しく買い換えた住宅にローンがある場合、給与所得から損益通算ができて、繰越控除を翌年以降3年間繰り越せるという制度があります。


税金の減額対策のポイント

不動産購入時の税金の減額ポイントですが、本気で不動産を購入しようとしている方は、早めに決断されたほうがいいということです。特に、不動産取得税と登録免許税は平成27年3月31日までは軽減されます。そして、消費税の引き上げの問題もあります。さらに、今はインフレの状況です。このまま、いくと不動産の価格はますます上がる可能性が高いです。後は、税金は、物件価格を中心に決まるので、不動産業者との値段の交渉もポイントになるといえます。

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