4月下旬から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。その決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延長した一部企業を除き先週でほぼ終了となりました。こうしたなかTOPIX500採用銘柄では先週後半も2日間で20社近い企業が決算を発表しています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に5月28日と29日の決算発表を早速まとめてみました。
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(画像=PIXTA)
そのなかで決算を受けて株価が大きく下げたのが28日の取引終了後に決算を発表した日産自動車(7201)で、2020年3月期の最終損益が6712億円の大幅な赤字に転落したことが嫌気され決算発表翌日に株価が11%近く下げています。また、ニコン(7731)も2020年3月期の営業利益が9割を超す大幅な減益となったうえ、期末配当を減額したこともあって株価が9%以上下げています。
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(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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